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追突事故の車に子どもが同乗していたら?適切な対応や慰謝料について知ろう

  • 自動車・安全運転

pixta_57204587_M安全運転をしていても、追突事故に遭う可能性はあります。子どもが同乗している車で万が一追突事故にあってしまったら、どのように対応すれば良いのか、慰謝料などの事後処理はどうなのかなど、不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、追突事故に遭ったときに取るべき適切な対応や慰謝料について解説します。

 

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追突事故に遭ったら何をすべきか?

追突事故に遭ったら、まずは気持ちを落ち着けて全員の無事を確認しましょう。その後、以下の流れで手続きを進めます。  

110番へ連絡する
加害者の情報を確認する
目撃者の証言を記録しておく
現場の写真などを記録しておく
医師の診察を受ける

もちろん運転手も動揺してしまう場面ではありますが、特に子どもは強いショックを受けてしまう可能性があります。できる限り落ち着いた雰囲気で、スムーズに手続きできるよう、それぞれの手続きについて見ておきましょう。  

110番へ連絡する

交通事故に遭ったとき、運転者には警察へ届け出る義務があります。まずは速やかに110番へ連絡しましょう。特に負傷者がいる場合は、人身事故の扱いにする必要があります。人身事故として認められると、過失割合の適切な交渉ができるほか、加害者に慰謝料や治療費を請求することができます。加害者・被害者の両方から110番へ連絡しましょう。

 

また、自賠責保険や、加害者・被害者の双方が加入している任意保険の保険金請求をするには、交通事故証明書が必要です。加害者側から十分な補償を受けられない場合、被害者自身の保険を使う可能性もあるため、早めに取得しておくと安心です。

加害者の情報を確認する

110番通報ができたら、加害者の情報を確認します。必要な情報として、加害者の住所・氏名・連絡先・免許証番号・プレートナンバーおよび、加入している自賠責や任意保険の情報などが挙げられます。

 

加害者が業務中に起こした事故であれば、運転手だけでなく勤務先(雇用主)も賠償責任を負うことがあるため、勤務先情報も必ず確認しましょう。  

目撃者の証言を記録しておく

事故発生時に現場の近隣を通行していた通行人や他の運転手がいれば、当時の状況について証言してもらうと良いでしょう。第三者から過失がないことを証言してもらえると、損害賠償請求に有利に働きます。特に、他の車のドライブレコーダーに事故の映像が保存されていれば、動かぬ証拠として提示できます。

 

万が一裁判などが必要になったときにも証言者になってもらえるか、目撃者に確認しておくと安心です。  

現場の写真などを記録しておく

事故の記憶が薄れないうちに、追突事故により破損した箇所や現場の写真を記録しておくと、損害賠償の交渉資料として活用できます。あわせて、現場の見取り図や事故の経緯などの記録も残しておきましょう。  

医師の診察を受ける

追突事故によって体に受けたダメージやケガの症状はすぐに出るとは限らず、重症であると後から分かるケースも少なくありません。現場で一連の手続きが終了したら、速やかに医師の診察を受けることが重要です。

 

子どもは自分の症状を口に出して伝えることが難しいため、保護者がしっかりと様子を見極め、医師に伝える必要があります。

追突事故で子どもがケガをしたときに請求できる損害賠償は?

追突事故で同乗していた子どもがケガをした時には、法定代理人である保護者が加害者に対して以下の損害賠償を請求できます。  

通院にかかる費用
付添看護料
慰謝料

通院にかかる費用

診察代・検査代・薬代など、病院でかかった医療費に加え、タクシー・電車・バスなど通院にかかった交通費も請求できます。自家用車で通院した場合にも、ガソリン代や高速代・駐車場代を請求できる可能性があります。

 

これらの費用の請求には領収書の提出が必要となるため、すべて保管しておきましょう。  

付添看護料

子どもの年齢やケガの程度により、付添いが必要になった場合、交通費などの実費として付添看護料(付添費)の請求が可能です。付添看護料には、主に以下の種類があります。  

入院付添費
通院付添費
自宅付添費
通学付添費

このほか、付添のためにパパママが仕事を休んだ時間の収入も、付添看護料として請求できます。

慰謝料

慰謝料とは、精神的苦痛に対する補償であり、大人だけでなく車に同乗していた子どもにも適用されます。以下の3つの種類から、実際に被害者が受けた損害に合った慰謝料が支払われます。  

傷害(入通院)慰謝料
後遺障害慰謝料
死亡慰謝料

慰謝料を算定する基準には、自賠責基準・保険会社基準・裁判所(弁護士)基準の3つがあります。自賠責基準が最も金額が低く、保険会社・裁判所の順に金額が上がっていきます。

追突されないために心がけたい運転のコツとは?

子どもが同乗している車に追突されないようにするには、運転手が以下の点を心がけることが大切です。  

常に後方の状況を確認する
暗くなったら早めにライトを点ける
ハザードランプを活用する

追突される側が完全に事故を防ぐのは難しいですが、周囲の様子に気を配りながら運転することで少しでもリスクを減らせます。具体的なコツを解説しますので、普段の運転に取り入れてみてください。  

常に後方の状況を確認する

走行中は、バックミラーを活用しながら常に後方の状況を確認しましょう。特にブレーキを踏む前に後続車の有無や車間距離を確認することで、追突事故のリスクが下がります。

 

車種によっては、車内のバックミラーのサイズが小さく、見づらいと感じるかも知れません。確実に後方確認をするには、既存のバックミラーに挟んで使うワイドミラーを使うと見やすくなりオススメです。  

暗くなったら早めにライトを点ける

周囲が暗くなり始めたと思ったら、後続車に車の存在を知らせるため、早めにライトを点けましょう。尾灯を点灯していないと後続車から見えづらく、追突事故のリスクが上がるためです。道路交通法で義務づけられている日没時のライト点灯だけでなく、夕暮れの点灯も心がけましょう。

 

また、雨天時は昼間でも薄暗いため、ライトを点けておくと安心です。  

ハザードランプを活用する

前方が渋滞していたら、後続車に知らせるためにハザードランプを使う必要があります。また、車両故障などのためにやむを得ず停車する場合も、ハザードランプで後続車に注意を呼びかけます。

 

車両故障の場合は、ハザードランプと併せて発炎筒や三角表示板(停止表示板)を使うことで、後続車がより気づきやすくなります。  

不測の事態に備えて万全の対策を心がけよう

追突事故の被害者になるのを防ぐには、普段からしっかり後方確認をしながら運転したり、ライトやハザードランプを活用したりすることが大切です。加えて、自動車保険への加入で、万が一の時の補償も備えておきましょう。  

 

 

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この記事を書いた人
株式会社マムズラボ
株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。

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