妊婦さんの運転は大丈夫?妊娠中なら知っておきたいポイントを徹底解説! 自動車・安全運転 2025.04.30 妊娠すると、車の運転をしても良いものか、いつまで運転できるのかなど、運転について気になる妊婦さんも多いでしょう。妊娠しても運転は可能ですが、身体を労わり十分注意しながら運転する必要があります。 この記事では、妊婦さんが運転するときに知っておきたいポイントと対策について詳しく解説します。マタニティライフを安全に過ごすため、ぜひ参考にしてみてください。 パンフレットを見る > 目次 妊婦さんの運転に関する質問にお答えします 妊婦は運転してもいい? 妊婦のシートベルト着用は義務? 妊娠中の運転で気をつけたいこと こまめな休憩を挟む 余裕を持った運転を心がける 母子手帳や保険証、診察券を持ち歩く 妊娠中の運転の注意点は?妊娠時期別に紹介 妊娠初期 妊娠中期 妊娠後期 妊娠中の運転は細心の注意を払おう 妊婦さんの運転に関する質問にお答えします 妊娠前までは日常的に運転していた人でも、妊娠しても運転して良いのか不安に感じることでしょう。ここでは、妊婦さんが気になる運転に関する質問にお答えします。 妊婦は運転してもいい? 法律には、妊婦さんの運転を規制するものはなく、妊婦さんが運転すること自体は問題ありません。ただし、妊娠中は体調の変化が起こりやすいうえ、ホルモンバランスの影響で集中力が続きにくくなります。注意力や判断力も鈍りやすくなるため、運転に必要な認知・判断・操作などの能力が低下する可能性もあります。 自分は安全運転をしていても、車に乗っている以上は事故に巻き込まれる可能性もゼロとはいえません。妊娠中の事故は、身体に大きなダメージを受けるリスクが高まります。 妊娠中は、その日の体調に合わせて無理のない範囲で運転することが大切です。担当医に相談して、健康状態や運転頻度に合わせたアドバイスを受けておくと安心です。車以外の交通手段が利用できるのであれば、運転を避けるのもオススメです。もちろん、体調がすぐれないときは外出を避け、自宅で安静にしましょう。 妊婦のシートベルト着用は義務? 妊婦さんに対しても、シートベルトの着用は義務化されています。ただし、腹痛・出血・破水などのトラブルが起こった場合や、陣痛のため病院へ向かうときなどの緊急時は、例外として着用が免除されます。 時折、妊娠中はシートベルトを着用しなくとも良いという間違った認識を持った妊婦さんもいますが、これは間違いです。シートベルトは、ママと赤ちゃんの命を守るものなので、緊急時以外は必ず着用しなくてはなりません。 シートベルトを着用するときは、腰ベルトと肩ベルトを必ず着用します。お腹を圧迫しないように腰ベルトはできるだけ低い位置につけましょう。圧迫感が気になる場合は、マタニティシートベルトの使用がオススメです。 妊娠中の運転で気をつけたいこと 妊婦さんの運転では、万が一の備えをしながら、ゆとりを持って運転することが重要です。具体的にどのような点に注意したら良いのかをみていきましょう。 こまめな休憩を挟む 妊娠中は、さっきまで何ともなかったのに急に気分が悪くなるなど、いつ体調が変化するか分かりません。妊娠初期はつわり、後期になるとお腹の張りなど、妊娠週によって起こりやすいトラブルが変わってきます。長時間の運転は極力避けましょう。 どうしても長距離運転になる場合は、30分から1時間に1回程度の休憩をこまめに挟みましょう。休憩中は、しっかりと体を動かしたり水分補給をしたりしましょう。座りっぱなしで血栓ができるのを防ぐため、弾性ストッキングを履くのもオススメです。 余裕を持った運転を心がける 先述したように、妊娠中は集中力が続きづらくなり、妊娠前と同じように判断するのが難しくなります。とっさの時にも対応できるよう、車間距離を十分あけたり速度を落としたりして慎重に判断し、余裕を持った運転を心がけることが大切です。 少しでも体調に異変を感じたら、すぐに運転を中止しましょう。陣痛が起きたときは、決して自分で運転せず、タクシーを呼ぶか誰かに運転を頼んで病院へ向かいましょう。 母子手帳や保険証、診察券を持ち歩く 吐き気・腹痛・急な陣痛など、運転中に体調の異変が起こった場合に備えて、母子手帳・健康保険証・診察券などがあると、スムーズに診察を受けられます。母子手帳には妊娠の経過が記録されているため、担当医以外の病院で診察を受ける場合にも情報源として役立ちます。 また、自治体によっては車に貼り付けるマタニティマークを配布しているところもあります。配布していない場合は、ご自身で購入して車に貼っておくと安心です。 妊娠中の運転の注意点は?妊娠時期別に紹介 妊婦さんの体調や体型は、赤ちゃんの成長に合わせて大きく変化します。妊娠中の運転では、妊娠時期ごとに注意する点が変わってくるため、各時期における注意点を理解しておくことが必要です。 妊娠初期・中期・後期のそれぞれで、どのような点に注意すべきなのかをご紹介します。 妊娠初期 妊娠初期で最も注意しなくてはいけないのは、つわりの症状です。 つわりは妊娠5週目頃から始まり、複数のつわりが見られる人やつわりがあまり見られない人など、症状や程度は人によってさまざまです。体調次第で、普段感じないつわりを急に感じることもあります。 つわりの他に、めまいが起こる人も多く、運転中に急にめまいが起こると大変危険です。心身ともに不安定な時期であり、体調が急変することも多いため、体調が安定するまではできるだけ運転を控え、周囲を頼ることが大切です。 出典:厚生労働省ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/seisaku05/pdf/seisaku05i-03.pdf 妊娠中期 つわりの症状が落ち着く人も増え、妊娠期間のうち比較的安定しやすい時期です。体調が安定していれば運転は問題ありません。ただし、少しでも体調に不安があれば、運転はやめましょう。 また、妊娠中期はお腹が目立つようになり、シートベルトの着用を苦しく感じる人や腰痛の症状に悩む人もいます。車の乗り降りがしにくくなったり足元が見えにくくなったりしたら、運転を控えた方が安心です。 妊娠後期 妊娠後期は、お腹が急激に大きくなり、シートベルトを着用するのも一苦労です。ハンドル操作がしづらく足元も見えにくいほか、アクセルやブレーキの操作も困難です。体をひねることができず、横や後方の安全確認もしづらくなります。このため、極力運転は控え、誰かに運転を頼むか公共交通機関を使うようにしましょう。 特に、臨月に入ったら長時間の運転や高速道路での移動は避け、絶対に自分1人で運転してはいけません。破水や陣痛がいつ起こってもおかしくない時期であり、すぐに対応できるようにしておくためです。臨月の時期は誰かに運転を頼むかタクシーを利用し、車の中にバスタオルやナプキンなどを用意しておくと安心です。 どうしても自分で運転しなくてはいけない時は、マタニティベルトを活用してお腹を圧迫しないよう注意し、時間と心に余裕を持って運転しましょう。万が一の備えとして、任意保険への加入も重要です。 妊娠中の運転は細心の注意を払おう 今回ご紹介したように、妊娠中でも運転することは可能です。ただし、普段通りの運転ができない可能性もあるため、体調に細心の注意を払いながら無理のない運転を心がけましょう。 また、どんなに自分が注意をしても事故に遭ってしまう可能性はあります。そのため、車に乗るなら必ず自動車保険に加入しましょう。 パンフレットを見る > この記事を書いた人 株式会社マムズラボ 株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。 よく読まれている記事 中部地方のサービスエリア・パーキングエリアを満喫!子連れドライブ旅行のコツ 自動車・安全運転 2025.04.30 関東地方への家族旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選! 自動車・安全運転 2025.04.30 家族でのドライブをより安心・快適に!自動車保険の選び方と活用法をご紹介 自動車・安全運転 2025.04.30 東北地方への子連れ旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選 自動車・安全運転 2025.04.30