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妊娠初期の頭痛の原因と予防方法|頭痛の見分け方やタイプ別の対処法も紹介

  • ライフイベント

pixta_125084059_M妊娠初期、頭痛に悩まされる人は少なくありません。つわりというと吐き気などをイメージしがちですが、実は頭痛もつわりの症状の一つだとされています。

 

本記事では、妊娠初期の頭痛の原因や頭痛を和らげる方法、頭痛の見分け方などを解説します。ぜひ参考にしてください。

妊娠初期の頭痛はつわりの一種

妊娠初期に起こる頭痛は、つわりの一種だとされています。つわりというと、気持ち悪くなったり食欲が低下したりするイメージがありますが、頭部の重たさや頭痛を感じることもあります。

妊娠初期の頭痛の理由は?

妊娠初期に頭痛が起こる原因としては、ホルモンバランスや運動不足、ストレスなどが挙げられます。

ホルモンバランスが変動するため

妊娠すると、ホルモンバランスが変動します。血管を拡張させる作用のあるプロゲステロンとエストロゲンの分泌量が増えることで、頭痛が起きやすくなります。

プロゲステロンとエストロゲンは、胎児が育つために必要なホルモンではあるものの、つわりの原因になるともいわれています。

運動不足で筋肉が凝り固まっているため

運動不足が原因となって、頭痛が引き起こされるケースもあります。運動不足になると、筋肉が凝り固まるうえに血流も悪くなるため、頭痛が起こりやすくなります。

 

妊娠初期は、運動不足に陥りやすい時期でもあります。つわりで思うように動けず、運動不足になる人もいるでしょう。また、スマートフォンやパソコンなどの見過ぎで、目の周辺の筋肉が凝ってしまい、頭痛になる人もいます。

不安やストレスのため

不安やストレスが原因で、頭痛が起こることもあります。例えば、自分の体の変化や赤ちゃんのこと、今後の仕事や出産、子育てへの不安など、妊娠中に多くの悩みを抱えてしまう人もいます。このような不安がストレスになり、頭痛を引き起こしてしまうケースもあるようです。

もともと頭痛持ちであるため

妊娠を機に、もともとの頭痛が酷くなった、以前よりも頭痛が起こる頻度が多くなった、という人もいるようです。日常的に頭痛に悩まされており、薬を飲んでいる場合には服用をいったん中断しましょう。そのうえで、かかりつけの医師に相談することが大切です。

風邪などで体調を崩しているため

妊娠中は免疫が低下しやすく、病気にかかりやすくなっています。免疫が低下してウイルスなどに感染した結果、頭痛を感じる場合もあるでしょう。咳や鼻水、咽頭痛などがあれば、病気のせいで頭痛が起こっているかもしれません。

深刻な病気による影響のため

妊娠高血圧症候群によって、頭痛になる可能性もあります。妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に血圧が高くなる病気です。

 

また、まれに脳出血やくも膜下出血、脳腫瘍などが原因となって、頭痛が引き起こされることもあります。経験したことがないほどの強い痛みや吐き気など、通常と違った症状がある場合には、早めに病院を受診しましょう。

妊娠初期に役立つ頭痛の予防方法

妊娠初期に起こる頭痛を予防するには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、2つの方法を解説します。

生活リズムや習慣を見直す

生活リズムや生活習慣の見直しを行いましょう。例えば、適度な運動や十分な睡眠を取ったり、姿勢を改善したりすることで、自律神経の乱れを防ぐことができます。

 

また、食事の栄養バランスも意識するとよいでしょう。水や鉄分を積極的にとるようにすると、自律神経が整い、頭痛の予防につながります。

気分転換や軽い運動を取り入れる

不安やストレスを解消するために、意識して気分転換する時間を作るとよいでしょう。例えば、趣味の時間を増やす、友人と会って話をする、おいしいものを食べる、軽い運動をするなどがおすすめです。

 

特に、軽い運動をすると筋肉がほぐれるため、頭痛の予防につながります。妊娠中は激しい運動ではなく、ストレッチや散歩、ピラティス、マタニティヨガなどの、負担が軽くて無理なくできる運動を取り入れましょう。

妊娠初期に発生する頭痛の見分け方

頭痛は、およそ片頭痛と緊張型頭痛の2つに分けられます。前述したように、深刻な病気が原因となって頭痛を感じるケースもあるため、どのような頭痛なのかを見極めることが非常に重要です。

ここでは、妊娠初期に見られる頭痛の見分け方を解説します。

片頭痛の症状

片頭痛とは、こめかみのあたりに脈打つような痛みが起こる頭痛です。なかには、片頭痛によって吐き気を感じるケースもあります。妊娠初期には血管が拡張するため、片頭痛が起こりやすくなるといわれています。

光や音、においなどによって悪化するため、暗い場所で静かに休むことが大切です。また、体を温めると悪化するという特徴もあります。

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛とは、筋肉の緊張によって起こる頭痛です。頭全体が痛くなり、後頭部や首の部分に圧迫感があることが特徴です。長時間同じ姿勢でいることや、スマートフォンの見過ぎなどで頭痛が起こることもあります。

また、ストレスや不安を感じていると痛みを感じやすくなります。体を温めると改善しやすいため、入浴などが効果的です。

その他の頭痛の症状

妊娠高血圧症候群が原因となる頭痛の場合には、目がチカチカする、強い痛みと吐き気があるというように、通常の頭痛では感じないような痛みを感じることが多いようです。脳出血の場合は、頭痛に加えてろれつが回らずにうまく話せない、手足がしびれるといった症状が出るため、すぐに病院を受診してください。

妊娠初期の頭痛を和らげる方法

妊娠初期の頭痛を和らげるには、頭痛の種類にあった方法を取る必要があります。ここでは、片頭痛と緊張型頭痛に分けて対処法を解説します。

片頭痛の場合

片頭痛が起こった場合は、頭痛が起きている場所を冷やすとよいでしょう。片頭痛は光や音などで悪化するケースが多いため、暗くて静かな部屋でゆっくりと休むことが重要です。また、ツボ押しもおすすめです。親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)は、片頭痛を和らげるといわれています。

緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛が起こった場合は、頭痛がする場所を温めるとよいでしょう。マッサージやストレッチなどをして軽く体を動かし、筋肉の緊張をほぐすのも効果的です。また、頭頂部にある百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボを押すことで、緊張型頭痛が和らぐといわれています。

頭痛が治らないときは医師に相談する

頭痛が治らないときには、かかりつけの医師に相談してください。妊娠中は、自己判断での服薬は避けるべきですが、医師に相談すれば、妊娠中でも服用できる薬を処方してくれる可能性があります。つわり以外の深刻な理由で頭痛が起きている可能性も否定できないため、早めに受診したほうがよいでしょう。

妊娠初期に避けるべき行動

妊娠初期には、避けたほうがよい行動があります。頭に入れておきましょう。

避けたほうがよい食品の摂取

妊娠中のカフェインやアルコールの摂取は、頭痛の要因になるだけでなく、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があります。生肉や生魚のように、食中毒のリスクが高い食材も、少量なら摂取しても問題ないかもしれませんが、妊娠中は免疫が下がっているので注意が必要です。

 

その他にも、水銀量が比較的多いマグロやキンメダイ、摂りすぎるとビタミンAの過剰摂取につながるレバーなど、摂り方に気をつけたい食品があります。母子手帳に記載されていることが多いので、確認しておきましょう。

生活リズムを崩す行動

生活リズムを崩すような行動も避けましょう。例えば、夜更かしをして生活リズムがズレてしまうと、頭痛が悪化するだけでなく、胎児の生活リズムにも影響する可能性があります。お腹のなかにいる胎児は、胎内でも母親の生活リズムを認識しているといわれています。規則正しい生活を心がけましょう。

自己判断による市販薬の摂取

自己判断で市販薬を摂取することはやめましょう。妊娠中の使用は禁忌とされている薬が多いため、市販薬を自己判断で摂取するのは危険です。つらい頭痛が続くときには、市販薬に頼らず病院を受診して、医師から妊娠中でも摂取可能な薬を処方してもらいます。漢方薬も同じく、自己判断での摂取はやめましょう。

まとめ

妊娠初期には、つわりの一種として頭痛が起こることがあります。妊娠初期は、ホルモンバランスの変動や運動不足、ストレスなどによって頭痛が起こりやすくなるため、生活リズムや生活習慣を見直し、気分転換や軽い運動などを心掛け、予防しましょう。また、深刻な病気が原因で頭痛が発生することもあるため、普段と違う痛みがあれば早めに受診することも重要です。

 

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