そもそも「テレマティクス自動車保険」とは?
「テレマティクス自動車保険」とは、自動車に搭載したテレマティクス端末から取得した走行データを活用する自動車保険を指します。
あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険は、「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・見守るクルマの保険プラスS」「タフ・見守るクルマの保険NexT」「タフ・つながるクルマの保険」という4つの商品でこの仕組みを採用しています。
商品ごとにデータを取得するための端末が異なっており、あいおいニッセイ同和損保オリジナルのドライブレコーダーや手のひらサイズの通信車載器(テレマティクスタグ)、スマートフォンアプリ、コネクティッドカーを通じて運転ごとの走行データを取得し、事故対応や継続契約時の保険料算定に活用するのが特長です。
走行データから安全運転を評価する仕組み
あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険には、運転ごとの速度超過・急アクセル・急ブレーキなどの発生頻度から「安全運転スコア」を算出する機能があります。
運転ごとに自分の運転を振り返ることができるため、安全運転を上達させたい人におすすめです。
固定情報をベースにした保険料に、走行データが「プラスアルファ」される新しい設計
テレマティクス自動車保険も、等級や年令条件といった契約時点の固定情報をベースに保険料が算定される点は、従来の一般的な自動車保険と同じです。
そのうえで、日々の走行データから算出される安全運転スコアが「プラスアルファ」の評価要素として加わる設計になっています。
運転特性計測期間中の総合スコア[安全運転スコア(区分)]は継続契約時の保険料に反映され、安全運転を継続していると保険料の割引が受けられる仕組みになっており、安全運転のモチベーション維持にも役立ちます。
より詳しい算定方法については、関連するデータ解説記事で解説します。(後日公開予定)
テレマティクス自動車保険のメリットは?
大きな衝撃を検知した際の自動通報等、いざというときにおまかせできる事故対応
テレマティクス自動車保険の大きな特長の一つが、いざというときにおまかせできる事故対応です。
たとえば「タフ・クルマの保険プラス(ドラレコ型)」では、あいおいニッセイ同和損保オリジナルのドライブレコーダーが大きな衝撃※を検知すると、自動的に安否確認デスクへ接続され、オペレータが直接サポートします。
※自力走行が困難と思われる程度の衝撃
自力走行が困難と思われる事故を想定しているため、衝突後に所定の距離を移動した場合は本サービスを提供できないことがあります。また、車種、重量、衝突形態等の条件により衝撃の程度に違いがあるため、車両の損傷度合いや自力走行可否にかかわらず、本サービスを提供できないことがあります。
詳しい場所や状況をご自身で説明できない状況でも、通信を通じて自動的に伝わる仕組みのため、見知らぬ土地での事故時にも安心です。
事故発生時のより詳しい対応の流れについては、事故対応を扱う関連記事で解説します。(後日公開予定)
(図は「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・見守るクルマ保険プラスS」「タフ・つながるクルマの保険」の場合)
安全運転スコアの成績に応じて、さらに割引が受けられる可能性
テレマティクス自動車保険(「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・見守るクルマの保険プラスS」等)は、実際の走行データに基づく安全運転スコアの成績が良い場合に、継続契約時の保険料の割引を受けられる保険です。
既にノンフリート等級が上限(20等級)に達している方でも、日々の運転が安全運転であると評価されることで、割引を受けられる可能性が生まれます。
※1「タフ・つながるクルマの保険」の場合は、割引率が異なります。詳細は各商品パンフレットをご参照ください。
※2 安全運転スコアの区分がCの場合と比較した割引率です。割引率は2026年1月以降始期の内容であり、将来変更となる場合があります。
一部の特約には割引が適用されないため、保険料全体に対する割引率とは一致しません。詳細は各商品パンフレットをご参照ください。
運転特性割引を適用しない初年度契約や、運転特性計測期間中に計測された有効走行距離が500km未満の場合等の安全運転スコアの区分は「なし」となります。その場合は、A区分とB区分の間の保険料水準を適用します。
安全運転への取組みでポイントが貯まるプログラム
安全運転スコアの取得等、安全運転への取組みに応じてポイントが貯まる専用プログラム(ADテレマイレージ)も用意されており、貯まったポイントで特典を受けられます。
保険料の割引と並ぶおトクな仕組みの詳細は関連記事で解説します。(後日公開予定)
テレマティクス自動車保険の注意点は?
安全運転スコアによっては割引が適用されない場合がある
安全運転スコアがC区分(59点以下)の場合、運転特性割引は0%(割引なし)となります。
運転特性によっては、あいおいニッセイ同和損保の他の自動車保険と比べて保険料が割高となる可能性があることに注意が必要です。
走行データや位置情報を記録・評価されることへの心理的な抵抗感
急アクセルや急ブレーキ等の運転行動や位置情報が取得されるため、「見られている」という心理的な抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際に担当者がデータを確認するのは事故発生時に限られます。
それ以外は統計データとして個人が特定されない形で扱われるため、最初は気になっても徐々に慣れていく場合が多いようです。
スマートフォンの設定管理(Bluetoothや充電)の手間と通信量
車載器をスマートフォンアプリと連動させるタイプ(「タフ・見守るクルマの保険プラスS」など)では、Bluetoothが正常に作動し、データを正常に送信できる状態を維持する必要があります。
また、走行データの送信にはデータ通信料が発生します。
通信量の目安としては、1時間分の走行データを送信するのに約500KB(写真1枚分程度)です。
比較表
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テレマティクス自動車保険 |
走行データを取得しない従来の一般的な自動車保険 |
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定義 |
走行データを活用した事故対応や安全運転支援と、事故時の補償を行う自動車保険 |
事故時の補償を行う自動車保険 |
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保険料決定の仕組み |
等級や年令条件、車種等の固定要素をベースに、取得した走行データを元に安全運転を評価 |
等級や年令条件、車種等の固定要素のみで算出 |
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メリット |
事故時のおまかせサポート、安全運転でさらに割引の可能性 |
運転中の挙動を計測・評価されるストレス(監視感)がない |
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デメリット |
スコアが低いと割引がない、デバイスの設定管理が必要 |
20等級に達するとそれ以上の割引がない |
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向いている人 |
安全運転を意識する人、手厚い事故対応を望む人 |
シンプルな仕組みを好み、データ連動に抵抗がある人 |
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注意点 |
運転特性によってはあいおいニッセイ同和損保の他の自動車保険と比べて割高となる可能性があります |
事故時の詳細な状況説明を自分で行う必要がある |
まとめ
テレマティクス自動車保険は、走行データを活用することで、事故発生時の迅速な対応や、安全運転を続けることによる保険料の割引など、従来の自動車保険にはなかったメリットが期待できる仕組みです。
一方で、安全運転スコアの成績によっては割引が適用されない場合があることや、走行データの記録に抵抗を感じる方がいることも事実です。
加入を検討する際は、自分の運転スタイルに合っているかを踏まえたうえで判断することが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q.安全運転スコアが低かった場合、ペナルティとして保険料が通常より高くなりますか?
安全運転スコアが低いことを理由とした保険料のペナルティ(割増)はありません。
ただし、安全運転スコアがC区分(59点以下)で運転特性割引が適用されないなどの要因で、あいおいニッセイ同和損保の他の自動車保険と比較して保険料が割高となる場合があります。
Q.安全運転スコアが低い月があった場合、保険料はずっと高いままになりますか?
運転特性割引は、契約更新時に都度算定される仕組みです。
そのため、一度の運転の安全運転スコアが低かった場合でも、ただちに割引が受けられないという判定になるわけではなく、運転特性計測期間において運転特性が改善すれば、割引区分も変動する可能性があります。
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(2026年8月承認)GB26-300296
