車で走行中に動物と衝突したらどうする?ロードキルの対処法

動物事故

 

運転中、動物との衝突の危険にあったことがある人は少なくないのではないでしょうか。今回は自動車で動物と衝突してしまった際の初期対応や保険の補償内容、そもそもの衝突を防ぐための方法を解説しています。

ロードキルとは?その現状と社会的な課題

「ロードキル(roadkill)」とは、道路上で車両が動物と衝突し、動物が死傷してしまう事故のことを指します。国土交通省によると、2022年度には、直轄国道で7万件、高速道路では5.1万件が発生していると報告されています。タヌキ・犬・猫・などの小型・中型の動物が半数以上を占めていますが、鹿やイノシシといった大型動物との衝突も報告されています。

特に鹿やイノシシとの衝突は、動物の命を奪うだけでなく、車両の大破やドライバーの負傷、二次事故につながる危険性が高いものです。夜間暗い道で突然飛び出してきた鹿やイノシシに衝突し、車が故障や廃車になったという事故は珍しくありません。

参考:国土交通省道路局 環境安全・防災課

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001895947.pdf

 

もし動物と衝突してしまったら?初期対応の流れ

動物事故2-1

実際に動物と衝突してしまった場合、多くのドライバーは動揺し、どう対処すればよいかわからなくなるものです。しかし、事故後に適切な対応をしなければ、二次事故につながってしまったり、保険が不適用となるリスクも生じます。


正しい対処法は、以下の流れとなります。

①車を安全に停車させる

まずは自分と同乗者の安全を最優先に考え、ハザードランプを点灯し、後続車に注意を促しながら安全な場所に停車します。夜間や高速道路であれば、三角表示板や発煙筒を使用し、二次事故を防ぐ対策をとることが重要です。

②警察への通報

道路交通法では、動物との衝突も「物損事故」として警察に報告する義務があります(道路交通法第72条)。 また自動車保険を使用する場合、警察から発行される事故証明書が必要になるので、動物との衝突も通報するようにしましょう。

③道路管理者への連絡(#9910)

高速道路や国道で動物が路上に残っている場合は、道路緊急ダイヤル「#9910」に連絡すると、道路管理者が撤去などの対応を行います。なお、事故そのものの報告は110番が担当するため、両方の通報が必要です。亡くなってしまった動物をそのままにしてしまうと、さらなる事故を引き起こすことにつながるため、迅速な通報が大切です。 

④動物の状態確認

 野生動物は感染症のリスクがあるほか、負傷して暴れる可能性もあるため、原則として自分で保護・移動させる必要はありません。 安易に動かそうとせず、警察や自治体、道路管理者の指示に従いましょう。

⑤保険会社へ連絡

事故状況や損害の程度を正確に伝え、契約内容に応じて補償されるかを確認します。この際、警察に通報済みであることを伝えるとスムーズです。

 

車両保険で補償される範囲

「動物との衝突で壊れた車は保険で直せるのか?」、多くのドライバーが気になる点でしょう。補償範囲は保険会社によっても違いますが、あいおいニッセイ同和損保の自動車保険では、車両保険の特約を問わず、動物との接触は補償の対象です。


動物との接触が補償対象に含まれていないケースも珍しくないため、必ず自分の契約を確認し、必要であれば補償内容を見直すことが大切です。

 

なお、飼い主のいる犬や猫などのペットとの事故は、野生動物との衝突とは扱いが異なり、飼い主への賠償責任が発生する場合があります。

 

動物との衝突を防ぐための予防策

動物事故3-1

まずは事故そのものを防ぐ意識を持つことが何より重要です。野生動物は、人間の想像以上に突発的に行動します。

ドライバーができる予防策には次のようなものがあります。

︎警戒標識に注意する

野生動物が道路上に出没する危険が高い場所には、「動物が飛び出すおそれあり」という警戒標識が設置されています。これは「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」第2条および第3条に基づいたもので、黄色地に黒枠のひし形に動物のシルエットが描かれているのが特徴です。描かれている動物は地域によって異なりますが、標識を見かけたら「この先は動物が飛び出すリスクが高い」と認識し、必ず減速して注意を払いましょう。

スクリーンショット 2026-03-29 23.30.51

︎夜間の走行はハイビームを活用する

夜間は動物の行動が活発になる時間帯です。見通しがよい直線道路ではハイビームを使用し、できるだけ遠方まで視界を確保しましょう。動物が現れた場合、光が目に反射して「目が光る」ことがあり、発見の手がかりになります。ただし、対向車がいる場合は必ずロービームに切り替える必要があります。

︎山間部やカーブでは慎重に

森や林に近い道路や見通しの悪いカーブでは、特に注意が必要です。動物は斜面を一気に駆け下りてくることがあり、予測が難しいためです。速度を抑え、ブレーキをすぐに踏めるよう備えておきましょう。

︎車間距離を十分にとる

前方の車が、急に動物を避けようとして急ブレーキを踏むこともあります。追突してしまわないよう、十分な車間距離をとっておくことが大切です。特に高速道路や郊外の幹線道路では意識しましょう。 

 

万が一の時に頼りになる自動車保険

あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険は、通信技術を活用して取得したお客さまの走行データをもとに、安全運転スコアに応じた保険料割引・安全運転アドバイス等事故の未然防止につながる機能・サービスを提供するとともに、万が一の事故の際には、先進的なデジタル技術で取得した走行データを、事故対応に活用できる自動車保険です。
自力走行が困難と思われる程度の大きな衝撃を検知した場合、いつどこでどのような走行をしているときに事故が起きたのかというデータが保険会社に送られ 、状況を把握しているオペレータにつながることができます。※通信環境等により事故にあわれた場所等を把握できない場合を除く

タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)であれば、映像も同時に送信されるため、動物とどのように接触したかも映像から確認することが可能で、自分で連絡をしなくてもドライブレコーダーからオペレータによる安否確認の連絡が入ります。動けない状況であってもオペレータが必要な対応をサポートしてくれるので安心です。動物の対応などについても相談することができます。

また、大きな衝撃に満たない衝撃を検知した場合も、ドライブレコーダーについている「緊急通報ボタン」からオペレータに接続することが可能です。

 

実際に動物との事故を経験したテレマティクス自動車保険ご契約者さまから、以下のような声をいただいています。

鹿と衝突事故にあった際すぐに連絡をいただき、質問に答えたり指示に従うだけで、とてもスムーズに対応していただきました。

 

動物との接触事故は、特に馴染みがなく、起きてしまった時にどうすればいいか知識のないことが多い事故です。万が 一の事故時、頼りにできる専門家とすぐにつながることができることは、想像以上に安心感があります。

テレマティクス自動車保険について詳しく見る >

 

まとめ

ロードキルは「自分には関係ない」と思いがちですが、誰にでも起こり得る事故です。
ニホンジカやイノシシは1978年から2018年の間に生息する地域が1.9倍、2.7倍と拡大しています。また、特にニホンジカ2050年までには都市部を除く全国に分布することが想定されており、年々こうした野生動物と遭遇、接触する確率は高まっていくと考えられます。
  加入している自動車保険の補償範囲に、動物との接触が含まれているか確認しておくことをおすすめします。    

参考: https://www.ffpri.go.jp/press/2026/20260311/index.html

(国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所のリリース)

 

実際に事故が起きてしまった時は、  「安全確保と警察への通報」「道路管理者への連絡(#9910)」「保険会社への連絡と補償内容の確認」が必要であることを頭に入れておきましょう。

 動物の行動は人間が予測することは難しいため、突然目の前に現れた時にも対処できるよう、まずは安全運転を心掛けましょう。

 

 ▼こちらの記事もおススメです 

 

  【参加無料】安全運転スコアで競う交通安全イベント
「セーフタウンドライブコンテスト」に参加しよう♪
 

  「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」は「運転特性情報による保険料算出に関する特約」および「ドライブレコーダーによる事故発生の通知等に関する特約」がセットされた個人総合自動車保険 のペットネームです。 

 (2026年月承認)GB26-300017

よく読まれている記事