交通事故を減らすことを目指して生まれた「テレマティクス自動車保険」
日本では、毎年約2,500人が交通事故で命を落としています。(警察庁:令和7年中の交通事故死者数について)
その一人ひとりに、日常があり、家族があり、次の日も続くはずだった暮らしがありました。
事故は被害者やその家族の人生を一変させるだけでなく、加害者の人生をも大きく変えてしまいます。
事故が起きたあとに補償をお届けすることは保険会社の大切な役割ですが、それだけでは、この現実そのものを変えることはできません。
事故を減らすための取組は、社会全体で長年続けられてきました。安全運転講習会、啓発活動、ドライバーへの注意喚起。
しかし、こうした取組だけでは、人々の日々の運転行動そのものを変えることは容易ではありませんでした。
私たちあいおいニッセイ同和損保は2018年以降、走行データを活用した安全運転促進に本格的に取り組み、「事故を起こさないための保険=テレマティクス自動車保険」の実現を追求してきました。契約者の急ブレーキ・急発進などの運転挙動を集積した走行データを活用し、交通事故を減らそうという取組です。
先進的なデジタル技術で安全運転を進化させる保険『テレマティクス自動車保険』
この取組の中心的な役割を果たすツールとして生まれたのが、今回グッドデザイン賞を受賞した一人ひとりのドライバーの日常行動そのものに働きかけるアプリ「あいおいニッセイ同和損保アプリ」です。
日々の運転のなかで、安全運転を無意識の習慣にする——それが、このアプリのデザインの出発点です。
また、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス自動車保険「個人総合自動車保険(タフ・つながるクルマの保険)」も、保険商品として2018年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
あいおいニッセイ同和損保アプリがデザインする安全運転習慣
運転後にスコアを確認する習慣が、安全運転を日常に変える
アプリを開くと、最新の運転状況が「安全運転スコア」として表示されています。
1回ごと/1か月ごと/計測期間を通じた累計、の3つのスパンで、自分の運転を振り返ることができます。
事故につながりやすい運転の指標となる「スピード・アクセル・ブレーキ」の3項目について★5段階で表示され、危険な運転があった地点は走行ルートを示したマップ上にマークで示されます。
運転ごとにレポートを見ることで、どこで、何が起きたのか記憶が新しいうちに確認できるため、次の運転に活かしやすいでしょう。
「運転が終わったら、スコアをチェックする」。
それだけの小さな習慣が、事故を遠ざけることにつながります。
利用者からも、「アプリで運転レポートが送られてくるので、自分の運転を振り返る良い機会になっている」「自分の運転の判定を細かくチェックできるので、安全運転に近づくよう見直すことができるのは有難い」という声が寄せられています※。
※ご契約者さま24年度契約者アンケートより。
スコアを点数化し、貯めたポイントを特典に交換できる仕組みで、続ける力に変える
100点満点で示される安全運転スコアは、数字が変わるたびに、自分の運転の変化を教えてくれます。その積み重ねを後押しするのが「ADテレマイレージ」です。
月間の安全運転スコアに応じてポイントが貯まるほか、毎月のレポート閲覧や、運転技能の向上につながる脳トレコンテンツへの取組でもポイントが加算されます。ステージごとに決められたポイント数を達成すると、スイーツや飲料の電子クーポンがもらえたり、宿泊券やグルメ、家電製品などの抽選に参加できます。
安全運転は、「続けること」が重要です。スコアという自分の運転を見直しやすくする機能と、ポイントという楽しみながら続けられる仕組みを兼ね備えることで、安全運転の継続をサポートしています。
実際の効果
「あいおいニッセイ同和損保アプリ」運転レポート閲覧者は、事故頻度が約22%低い
「あいおいニッセイ同和損保アプリ」の機能のひとつである運転レポートでは、マップ上で自分の走行データを確認できたり、アドバイスを見たりすることができます。
運転レポートを閲覧している契約者は、閲覧していない契約者と比較して事故頻度が約22%低い※1という結果が出ており、スコアを確認する習慣が安全運転につながっていることがうかがえます。
なお、あいおいニッセイ同和損保アプリは、自動車保険アプリの中で1日あたりの利用者数No.1も獲得しています※2。
※1「タフ・つながるクルマの保険」「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・見守るクルマの保険プラスS」における、運転レポートを閲覧した方と閲覧していない方との比較(2025年3月時点、あいおいニッセイ同和損保調べ)。「タフ・見守るクルマの保険NexT」は本比較の対象外です。
※2自動車保険アプリの中で月間平均DAUがNo.1(2026年6月時点)
自動車保険アプリの中で月間平均DAUが過去1年にわたりNo.1(2025年7月~2026年6月)AppApe調べ
地域の交通安全への貢献
あいおいニッセイ同和損保は現在、約220万台・地球約1,000万周分の走行データを蓄積しており、分析結果は主に契約者向けの安全運転促進の取組に活用しています。
加えて、事故のない安全なまちづくりを目指し、契約者の走行データを基に地域の安全マップを作ったり、整備の必要な危険な道を洗い出すなど、自治体などと連携した取組も行っています。
福井県・福井県警察と連携した「デジタル(テレマティクス技術)を活用した新たな交通安全対策」の取組は、2022年度「冬のDigi田甲子園」で内閣総理大臣賞を受賞しました。
グッドデザイン賞 評価のポイント
アプリの改善
あいおいニッセイ同和損保アプリは2024年1月、複数のアプリを統合して誕生しました。以降、契約者に安全運転を日常の習慣にしてもらうため、改善を重ねてきました。
契約者へのヒアリングで見えてきたのは、「スコア評価がいつも同じで変わり映えしない」「ポイント制度の存在を知らない」という声でした。
そこでスコアをABC表記から100点満点の表示に変更し、日々の運転の違いが見えるようにしました。
ポイント制度についても、トップ画面内での表示位置を上げ、配色を目立つように見直しています。受賞後も、利用者の声を基に改善を続けています。
改善の結果
アプリデザインの改善後、利用者数は対前月13.6%増、ポイントサイト閲覧者数は1.8倍に拡大しました。
受賞時の評価
「自動車保険のスコアリングアプリで、自分の運転したルートや急発進・急ブレーキといった運転の傾向を振り返ることができ、ユーザーが実際に自身の運転スコアを確認できる。さらにポイント制を採用しており、利用すること自体にユーザー側のメリットが生まれるよう設計されている点も工夫を感じられた。
こうした仕組みが、安全運転の習慣化を助長するようにできている点も評価につながった。 自動車保険アプリとしては随一の実績を持ち、アプリユーザーの事故頻度が一般よりも 22% 低いという成果を上げており、ユーザーの行動変容にまで繋げている点が評価された。
アプリを開発しながらユーザーのフィードバックを取り入れ、改良を重ねてユーザーに寄り添ったサービスを育てている姿勢も好印象を与えた。 すでに 220 万台分の走行データを蓄積しているという実績もあり、今後のさらなるサービス展開に期待を寄せたい。 」
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。1957年の創設以来、モノやサービスに限らず、ビジネスモデルや地域づくりの取組まで、有形無形のあらゆる優れたデザインを対象としてきました。受賞したデザインには「Gマーク」が与えられ、その意匠が広く社会に認められた証として活用されています。
まとめ
朝、いつもと変わらず「行ってきます」と家を出た人が、そのまま帰ってこない。交通事故とは、そんな「さよならが言えないお別れ」を生んでしまうことがあります。
あいおいニッセイ同和損保は、あいおいニッセイ同和損保アプリを使うことにはこの悲しい事故を1件でも減らす力があると信じています。
一人ひとりのドライバーが、日々の運転を少しずつ変えていくこと。その小さな積み重ねが、誰かの「ただいま」を守ることにつながります。事故のない社会は、保険会社だけでは実現できません。お客さま、そして地域社会と手を取り合ってこそ、はじめて見えてくる景色です。
あいおいニッセイ同和損保は、デジタル・データ活用などにより保険事業を新たな価値にシフトすることで、お客さま・地域・社会とともに、社会・地域課題の解決を目指してまいります。
いつもの「お帰り」を、これからも言えるように。
▼アプリの内容についてはこちらの動画でもご確認いただけます。
「タフ・つながるクルマの保険」は「運転特性情報による保険料算出に関する特約(車両運行情報による保険料精算に関する特約用)」および「車両運行情報による保険料精算に関する特約」がセットされた個人総合自動車保険のペットネームです。
(2026年10月承認)GB26-300496
