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新生児は車移動しても大丈夫?注意すべきポイントを徹底解説

  • 自動車・安全運転

pixta_60752221_M赤ちゃんがいるママパパにとって、車はとても便利な移動手段です。生まれた直後の新生児の期間(生後28日未満)にも、産院からの退院や1か月検診など、車移動の機会があります。しかし、ママパパの中には「新生児を連れて車移動は大丈夫?」「車移動のときに何に注意すればいいの?」と思う方も多いでしょう。

 

そこで、今回は新生児を連れた車移動のタイミングや注意したいポイントなどについて、ご紹介します。これから出産を控え、車移動に備えておきたいママパパは、ぜひ参考にしてください。

新生児が車移動するタイミングは?

まずは、新生児を乗せて車で移動するタイミングについてご紹介します。新生児はまだ体が安定していないので、家で安静に過ごすのが理想です。しかし、産院からの退院や1か月検診など、車移動が必要なシーンも出てきます。それでは、それぞれの車移動が必要なタイミングについて、見ていきましょう。

産院から退院する

最初に新生児を車に乗せて移動するタイミングは、産院から退院するときです。出産直後はママも赤ちゃんも安静第一なので、パパや家族が迎えに来て車移動するケースが多いでしょう。車を持っていなかったり、家族が迎えに来れなかったりする際には、タクシーで帰宅する方もいます。

通院

産院から退院した後に病院へ行く際にも、新生児との車移動が必要となるでしょう。具体的には、退院後から経過観察が必要だったり、赤ちゃんの様子に異変が生じたりしたときに、通院することになります。 

1か月健診

次に新生児を連れて車移動することになるのは、1か月健診で病院に行く時です。赤ちゃんを出産した産院で、退院時に健診予定日を指定され、ママの産後検診とあわせて赤ちゃんの健診も受けることが多いでしょう。1カ月健診は、赤ちゃんの発育状況や健康状態を確認し、体の異常を早期に発見するために、ほとんどの赤ちゃんが受診しています。

里帰り

実家が近くにない場合は、里帰りのために新生児との車移動が必要になるケースもあるでしょう。里帰り出産からママパパの家に戻ってきたり、両親に赤ちゃんを会わせに行ったり、意外と里帰りする場面があります。

新生児でもチャイルドシートの使用は義務!

新生児をつれて車移動するタイミングは意外と多くあることが分かったのではないでしょうか。

新生児を車に乗せる際に注意しておきたいのが、新生児もチャイルドシートの着用義務があるということです。ここでは、チャイルドシートの着用義務の内容や取り付け時のポイントをご紹介します。実際に車移動が必要になる前に、準備しておきましょう。

チャイルドシートに関する道交法とは

子どもが車に乗る際には、道路交通法という法律でチャイルドシートの着用が義務付けられています。具体的には、6才未満の子どもの車移動時に着用が必須となっており、新生児も例外ではありません。自家用車はもちろん、レンタカーやカーシェアリングでもチャイルドシートは必要です。ただし、タクシーに限っては、道路交通法施行令の第26条で着用が免除されています。

チャイルドシートは新生児でも使えるものを

チャイルドシートには、乳児専用のベビーシートと、乳児・幼児兼用のチャイルドシートがあります。一般的に乳児専用のベビーシートは約1歳前後まで利用できて、赤ちゃんを乗せたまま移動できるものが多くなっています。一方で、乳児・幼児兼用のチャイルドシートは、新生児から4才頃までの据え置きタイプのものが多いでしょう。新生児を車に乗せるにあたっては、必ずどちらかを利用する必要があります。

チャイルドシートを取り付けるポイントは?

チャイルドシートの取り付け方は製品によって異なりますが、基本的には、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せて、チャイルドシートを車に固定する流れとなります。それぞれの手順におけるポイントを見ていきましょう。

なお、新生児の間は安全性の観点から、後ろ向きに取り付けることが推奨されています。

 

赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるときのポイントは、「ハーネスの密着」と「肩の高さ調整」です。ハーネスは赤ちゃんの体に密着するように、調整用ベルトで長さ調整してあげましょう。肩の高さ調整では、肩とハーネスの間に隙間ができないように、肩に沿うように装着してください。

 

次に、チャイルドシートを車に固定します。この時のポイントは、「固定角度45度」と「腰ベルトの固定」です。赤ちゃんの背もたれの角度が45度になるように、チャイルドシートを固定しましょう。これは赤ちゃんが乗ってるときの居住性と安全性の観点から最も適切な角度が45度といわれているためです。

また、シートベルトで固定するときに腰ベルトが緩むと、チャイルドシートがぐらぐらと揺れてしまうので、しっかりと固定することが重要です。

新生児の車移動で気を付けることとは

最後に、新生児の車移動で気をつけることについてまとめます。赤ちゃんの車移動では、チャイルドシートの着用や小まめな休息など、さまざまな注意点があります。赤ちゃんを車に乗せて移動するときに焦らないように、事前に確認しておきましょう。

チャイルドシートを嫌がってもしっかりと乗せる

赤ちゃんによっては、チャイルドシートを嫌がることもあります。特に、祖父母世代では新生児をチャイルドシートに乗せるのはかわいそうと感じる方もいるかもしれません。しかし、先述の通り、チャイルドシートの着用は義務化されているので、赤ちゃんの安全を守るために必ず着用してください。

ママはできるだけ運転しない

新生児を乗せて車で移動する際には、ママはできるだけ運転しないことをオススメします。なぜなら、出産直後のママは体調を崩しやすい状態だからです。急な体調不良などによる思わぬ事故を防ぐためにも、新生児期の車の運転は可能な限りママ以外の人がするようにしましょう。

1時間に一度は休憩をとる

新生児を乗せて車移動するときには、赤ちゃんの体の負担を最小限に抑えるためにも、1時間に一度は休憩を取ることが大切です。赤ちゃんは代謝が活発でよく汗をかくので、薄着にして小まめな温度調整も忘れないようにしましょう。また、空腹やオムツなどの不快感で泣くことも多いので、そのときには1時間が経過してなくても休憩をとってください。

新生児との安心な車移動に必要なこととは

新生児も、チャイルドシートを着用することで車移動が可能です。適切なチャイルドシートを使用し、小まめな休憩で赤ちゃんの安全や体調を最優先にしてあげるようにしましょう。また、自動車保険の見直しもぜひ検討してください。赤ちゃんを乗せているときに事故にあってしまったら、赤ちゃんのお世話をしながら事故対応をすることになり、思うように動けないことがあるかもしれません。事故対応のサポートが手厚い自動車保険をおすすめします。

 

赤ちゃんとの安全な車移動に向けて、事前にしっかりと準備しておきましょう。

この記事を書いた人
株式会社マムズラボ
株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。