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チャイルドシートを助手席に取り付けるのはあり?正しい取り付け方と注意点

  • 自動車・安全運転

pixta_105558660_M子連れドライブの最初のハードルは、チャイルドシートの取り付けです。私も小さい子どもを持つ母親として、チャイルドシート選びから、どこに取り付けるのかまで、都度、悩んで調べて、乗り越えました。

実は、6歳未満の子どもを乗車させる際は、チャイルドシートの使用が法律で義務付けられています。今回は、チャイルドシートを助手席に取り付ける際の安全性や正しい取り付け方、注意点について解説します。

 

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チャイルドシートを助手席に取り付けてもいい?

法律では、チャイルドシートの設置場所について明確に定められておらず、助手席にチャイルドシートを設置しても違法ではありません。

 

チャイルドシートを助手席に設置すれば、子どもを近くで見ていられるので安心と考える方もいるでしょう。特に、生まれたばかりの赤ちゃんやまだ目の離せない幼い子どもがいる場合、運転中も様子がわかる助手席に子どもを座らせたいと考える方は少なくありません。私もそのような保護者の気持ちを非常によく理解できます。

 

しかし、車メーカーやチャイルドシートメーカーは、安全上の観点から、助手席への設置を推奨していないことがほとんどです。助手席は前方からの衝撃を受けやすい位置にあるため、万が一前方から衝突された場合、子どもが大きな衝撃を受けてしまう可能性があります。また、助手席にはエアバッグが搭載されており、事故の際に展開します。エアバッグは搭乗者を保護するために作られていますが、チャイルドシートと衝突して子どもを傷つけてしまうことも考えられます。

チャイルドシートが必要な理由

体を締めつけられるチャイルドシートは、自由に動けないことから嫌がる子どもが少なくありません。しかし、チャイルドシートは、万が一の事故の際に子どもを衝撃から守るために重要な役割を果たします。

 

警察庁と一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が合同で実施した「チャイルドシート使用状況の全国調査」によると、全国平均(令和5年)のチャイルドシート使用率は76.0%でした。チャイルドシートの使用率は年々増加傾向にあるものの、4人に1人は使用していないのが現状です。

 

また、チャイルドシートを使用していても、車両への取付け方が不適切であったり、正しく子どもを座らせていなかったりするケースは少なくありません。チャイルドシートを適切に使用していないことで、本来の機能が発揮できず、死亡事故につながることも考えられます。警察庁の調べによると、チャイルドシート不使用者の致死率は適正使用者の約4.6倍であることがわかります。子どもが嫌がるから、少しの時間だから、などといった理由でチャイルドシートを使用しないのは大変危険です。

 

チャイルドシートを適正に使用することで、「大切な子どもの命を守る」ということをしっかり認識しましょう。(※1

チャイルドシートの正しい取り付け方

ここでは、チャイルドシートを安全に取り付けるためのポイントをわかりやすく解説します。

取り付ける前に確認すること

チャイルドシートは、子どもの体重や身長によって種類が異なります。子どもの体格に合った種類を選びましょう。また、取り付ける向きは、子どもの年齢に合わせて決めてください。実際にチャイルドシートを取り付ける際は、説明書をしっかり確認して指示通りに取り付けることが大切です。

取り付ける最適な場所は?

先述の通り、助手席はエアバッグが作動した際に子どもを傷つける恐れがあるため、大変危険です。チャイルドシートを取り付けるなら、後部座席が適しています。より安全に乗せ降ろしができる歩道側(左側)に取り付けるのがオススメです。

チャイルドシートの正しい取り付け方法

チャイルドシートを取り付ける手順は下記の通りです。

車のシートに沿うようにチャイルドシートを設置する
座面と背もたれにチャイルドシートをぴったり付けて置く
シートベルトを通す場所をよく確認しながら座席に固定する
シートの座面を沈み込ませて取り付ける
しっかりと体重をかけて、ぐらつきのないようにシートベルトを引っ張りながら締めつける
調節用ベルトを引っ張り、ハーネス(子ども用安全ベルト)の高さや締めつけ具合を調節する

ISOFIX対応車なら

ISOFIX」とは、20127月以降に発売された車に装備されているチャイルドシート専用アンカーのことです。ISOFIX対応車であれば、シートベルトで締めつける必要がなく、チャイルドシートを座席に直接はめ込むだけで簡単に取り付けられます。ISOFIX対応車か不明な場合は、車の取扱説明書や座席を確認しましょう。

子どもの安全を守るために知っておきたいポイント

子どもと一緒のドライブは、いつも以上に安全運転を心がけることが必要です。ここでは、運転中の子どもの安全を守るために、ぜひ知っておきたいポイントを3つご紹介します。

チャイルドシートはいつまで?

チャイルドシートやジュニアシートには、それぞれ対象年齢があります。子どもの成長に合わせて交換しましょう。

 

また、車両の大人用シートベルトは、身長約140cm以上の人を対象として設計されていることはご存じですか? 法律では6歳を過ぎるとチャイルドシートの使用義務はありませんが、身長140㎝に満たない子どもにはチャイルドシートやジュニアシートを使用することを推奨します。

チャイルドシート装着時の注意点

チャイルドシートを正しく取り付けただけで、安心は禁物です。ハーネスが緩いと子どもが飛び出してしまうおそれがあります。子どもをチャイルドシートに座らせたら、ハーネスの長さを調節して、大人の指が入る程度を目安に適度に締めつけましょう。子どもがしっかり座席に固定されているか、毎回確認することが大切です。

万が一にもしっかり備える

小さな子どもを乗せる際は、いつも以上に安全運転を心がけるのはもちろん、万が一にもしっかり備えることが重要です。加入している自動車保険の保証内容やサービスが、現時点でのニーズと合っているか確認しておきましょう。

チャイルドシートの必要性を理解し、適切に使用しましょう!

チャイルドシートは、子どもを万が一の事故から守るために必要不可欠なアイテムです。適切なチャイルドシートを選び、正しく使用することで、子どもの安全を守ることができます。

私自身も、ワンオペでの帰省や子どもの送り迎えなど、あらゆる場面で子連れドライブをしています。適切なチャイルドシートを正しく装着していることで、安心感が生まれ、余裕を持ってドライブに臨むことができるようになりました。さらに、ドライバーの安全運転をサポートする自動車保険で万が一に備えておけば、子連れドライブの準備部門は完璧ですね。

 

※1)【引用】 警察庁「子供を守るチャイルドシート(令和5年)」

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/childseat.html

 

 

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この記事を書いた人
株式会社マムズラボ
株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。