意外な原因も?自動車事故の原因TOP5
自動車事故と聞くと、多くの人は「スピード違反」や「飲酒運転」といった極端なケースを思い浮かべるかもしれません。しかし、実は日常の“ちょっとした油断”こそが、事故の主な原因となっていることをご存知でしょうか?
警察庁の統計によると、主な交通事故の原因として以下の5つが挙げられます。
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①安全不確認 : 左右の確認不足、後方確認の怠りなど
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②脇見運転 : スマートフォン、カーナビ、同乗者への注視など
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③動静不注意 : 周囲の車の動きや歩行者の様子への注意不足
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④漫然運転 : 集中力に欠けた、ぼんやりとした運転
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⑤交差点安全進行(義務違反) : 交差点で安全な速度と報道で進行する義務を怠った運転
出典 : 令和6年中の交通事故の発生状況(表3-2-1)
これらの行動は、「事故になるほどではない」と思われがちです。しかし、
“多くの方が経験しうるミス”
だからこそ、「自分は大丈夫」だと思って繰り返してしまい、ある日突然、重大事故へとつながってしまうリスクをはらんでいます。
思い込みが事故を招く!?要注意ポイント
「自分は運転が上手いから大丈夫」という過信
運転に慣れてくると、「このくらい大丈夫だろう」と思い込みがちです。しかし、運転経験よりも、
“注意力”と“謙虚さ”を常に持っていることが事故を防ぐカギとなります。これまで長年無事故だったとしても、それが将来の安全を保証するわけではありません。
「慣れている道だから安心」ではない
自宅周辺や通勤ルートなど、毎日走行する「慣れた道」こそ、実は事故率が高いと言われています。「いつも大丈夫だった」「ここで事故なんて聞いたことがない」と油断していると、信号の変化や歩行者の飛び出しといった予期せぬ状況に適切に対応できません。
日常運転に潜むリスクを今一度チェック!
駐車場での接触事故が多い
駐車場では、接触、擦れ、バック時の衝突などが頻繁に発生しています。視界が狭く、歩行者や自転車が不意に現れるため、特にバックモニターやサイドミラーの適切な使い方、そして死角への注意が不可欠です。
「ちょっと急いでるだけ」が事故の引き金に
時間に追われているときの判断ミスや無理な割り込みも、事故の大きな原因となります。「少しでも早く目的地に着く」ことよりも、「安全に、確実に目的地に着く」ことを優先する意識が何よりも大切です。
交差点での“うっかり”も非常に危険!
事故件数の約6割は交差点で発生
統計上、交通事故が最も多く発生している場所は、交差点やその付近です。信号がある場所であっても、見落としや思い込みが原因で事故は起こります。右折時の対向車の見誤り、信号の変わり際での無理な進入、横断歩道上の歩行者との接触など、交差点には多様なリスクが集中しています。
出典
: 令和6年中の交通事故の発生状況(表3-6-1)
ドライバー同士の「意図のズレ」が招く危険
交差点では、「相手の方が止まるはず」「自分に道を譲ってくれるはず」といったドライバー同士の「意図のズレ」が重大事故に直結します。自分の意図だけで判断するのではなく、常に「相手は自分に気づいていないかもしれない」「予期せぬ動きをするかもしれない」という
“かもしれない運転”を心がけることが極めて重要です。
スマートフォン使用中の事故率が急増中
スマートフォンの“ながら運転”は違反行為
スマートフォンの操作や画面注視は、道路交通法で明確に禁止されている違反行為であり、罰則も厳しくなっています。それにもかかわらず、カーナビ代わりとして地図確認を手で操作しながら走行したり、メッセージなどの確認中に事故を起こすケースが後を絶ちません。カーナビとして利用する際には、ホルダーなどで固定をして注視し続けないように利用する、メッセージの確認などは安全な場所に車を停止してから行う必要があります。
「一瞬の視線逸らし」が数十メートルの“ブラインド走行”に
例えば、時速40kmで走行中にわずか2秒間スマートフォンに目をやったとします。この間、車は約22mもの距離を進んでいます。これは、目を閉じた状態で約22mを走行しているのと同じです。この間に走りこんできた歩行者が横断していたら? 前の車が急停止していたら? まさに「一瞬の油断」が、あなた自身の命、そして他の方の命をも奪うことになります。
慣れが招く油断運転に要注意!
自分の運転を客観的に見直すことが大切
「今まで事故も違反もないから、自分の運転は問題ない」と思うかもしれませんが、誰もが事故の当事者になる可能性があります。安全運転を続ける取り組みを怠らないよう、自分の運転を客観的に見直す習慣をつけましょう。
とはいえ、自分の運転を客観視するのは簡単なことではありません。
そこでおすすめしたいのが、日々の運転を実際の走行ルートや速度、運転挙動などを元に分析できる「テレマティクス自動車保険」を利用する方法です。テレマティクス自動車保険では、ドライブレコーダーや専用車載器などを通じて走行データを取得し、運転特性をスコア化します。急ブレーキや急アクセル、速度超過といった危険運転について、発生場所や内容の詳細が確認でき、走行内容に応じたアドバイスも表示されるので、簡単に自分の運転を振り返ることができます。
さらに、一定期間安全運転を継続すると、翌年の保険料が割引になるなど、日々の安全運転を“見える化”と“モチベーションの継続”の両面からサポートします。
テレマティクス自動車保険を活用し、ご自身の運転傾向をスコア化・見える化することで、安全運転の意識向上につなげましょう。
データを活用して安全運転をサポートするテレマティクス自動車保険
テレマティクス自動車保険は、取得した走行データを事故対応にも活用します。万が一の事故時には衝撃を検知し、自動でコールセンターへ通知※。事故の発生場所や走行内容を把握した状態で事故対応を進めてくれるので、迅速で正確な初動対応が可能となります。
また、24時間365日平日同様の事故対応が受けられるのも注目したい安心ポイントです。
※自力走行が不可能と思われる程度の大きな衝撃の場合
あいおいニッセイ同和損保では、ドライブレコーダー型の「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」や、手のひらサイズの車載器とスマートフォンアプリを連動させて使用する「タフ・見守るクルマの保険プラスS」など、複数のテレマティクス自動車保険を展開しています。
ぜひご検討ください。
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安全運転を進化させる保険「テレマティクス自動車保険」
事故は“特別なミス”ではなく“日常の習慣”から生まれる
交通事故は、一部の不注意なドライバーだけが起こすものではありません。誰にでも起こりうる「ちょっとした油断」こそが、事故の原因の大半を占めているのです。
今日からできることは、ご自身の運転を見直す習慣をつけ、危険の芽を摘むことです。「大丈夫だろう」という安易な思い込みではなく、「念のために確認しよう」「もしかしたら」という意識を持つこと。その意識の違いこそが、あなた自身と大切な人の未来や地域社会の安全を守ることに繋がります。
・「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」は「運転特性情報による保険料算出に関する特約」および「ドライブレコーダーによる事故発生の通知等に関する特約」がセットされた個人総合自動車保険、「タフ・見守るクルマの保険プラスS」は「運転特性情報による保険料算出に関する特約」および「事故発生の通知等に関する特約」がセットされた個人総合自動車保険(運転特性の取得方法によってペットネームが異なります)のそれぞれのペットネームです。
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あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
MS&AD INSURANCE GROUP
〒150-8488 東京都渋谷区恵比寿1-28-1
https://www.aioinissaydowa.co.jp/
(2025年12月承認)GB25-300545