冒頭で触れたように、家族限定特約は多くの保険会社ですでに廃止されています。2017年5月の損害保険料率算出機構による金融庁長官への届出のなかで、自動車保険の参考純率における家族限定の料率区分が廃止されました。これに伴い、2019年1月の改訂で家族限定を廃止する保険会社が増えたのです。
廃止の背景として、家族限定保険特約が導入されたのは1970年代で、導入当時と現代では家族構成が大きく変わり、家族限定特約の契約数が減少していたことが挙げられます。導入当時は3世帯などの大家族も多く見られましたが、昨今では核家族化が進み単身世帯も増えています。家族以外の友人などに車を貸す機会も減り、家族限定特約を契約する割合は徐々に減少していきました。
これらの事情から、家族限定特約の取り扱いをやめる自動車保険会社が増えています。