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【20代向け】自動車保険の月額保険料の平均!相場が高い理由を解説

  • 自動車・安全運転

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免許を取得して車を運転するなら、保険会社の自動車保険にも加入しておくと安心です。なるべく保険料を抑えて、自動車保険に加入したいと考えている人も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、自動車保険への加入を検討中の人に向け、自動車保険の平均月額保険料について解説します。保険料の決まり方や安く抑えるコツについても解説するので、ぜひ役立ててください。

 

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20代における自動車保険の平均月額保険料はどれくらい?

自動車保険の平均年間保険料は、普通車で約72,000円、小型車で約54,000円です*。平均月額保険料に換算すると、普通車で6,000円、小型車で4,500円です。

 

ただし、実際に自動車保険に加入した際の保険料は、補償内容によって異なるため、注意が必要です。求める補償内容によっては、保険料がより高額になる可能性もあるでしょう。自動車保険料は、さまざまな要素に基づいて算出されます。

 

自動車保険料は年令が若く、等級が低いほど保険料が高くなる傾向があります。具体的にどのような要素が影響するかについては、以下で解説します。

 

*損害保険料率算出機構の2023年度調査による
https://www.giroj.or.jp/publication/outline_j/

自動車保険料に影響する要素とは

自動車保険料の算出には、さまざまな要素が関係しています。ここでは、具体的にどのような要素が影響するか解説します。

年令

自動車保険料には、運転者の年令によって保険料を抑える運転者年令条件が設けられています。一般的な区分は「35才以上」「26才以上」「21才以上」「年令を問わず」の4つです。運転の経験が短いほど事故率は高いため、年令が低いほど保険料も高く設定されています。年令が上がるにつれて、保険料が安くなる仕組みです。

 

「年令を問わず」の区分にはすべての年令が含まれているため、保険料が最も高いです。例えば、車を1台のみ保有している家庭で、40才の夫婦と20才の子ども全員に適用可能な自動車保険に加入するには、「年令を問わず」を選択する必要があります。仮に、子どもが運転しない場合は「35才以上」を適用できるため、「年令を問わず」よりも保険料が安くなるのがポイントです。

等級

自動車保険には等級が設けられており、等級によっても保険料が異なります。等級は1から20までで、運転者の状況に応じて適用されます。等級が高いほど保険料は安くなり、20等級が最も安くなります。初めて自動車保険に入る際は6等級から始まり、運転者の状況に応じて20等級まで等級をアップさせることが可能です。例えば、無事故なら1年ごとに1等級アップできます。

 

運転に関して何らかの問題が発生すると、等級が下がるケースもあります。事故を起こした場合、1〜3等級下がるため注意が必要です。等級が下がれば保険料が高くなるため、車両の軽微な損傷については補償金を請求せずに自費で修理する人もいます。

型式

保有している車の型式によっても、自動車保険料は異なります。型式とは自動車の型を分類するために付される識別記号で、車のタイプの違いです。車の型式によって保険料に差が設けられている理由は、型式によって事故率にも違いがあるからです。事故率が高い形式の車ほど保険料が高く、事故率が低い形式の車ほど保険料が安く設定されています。

 

事故率の違いに基づいたそれぞれの型式の保険料は、型式別料率クラスによって定められています。損害保険料率算出機構によってクラス分けが行われており、自家用普通乗用車・自家用小型乗用車は17区分、自家用軽四輪乗用車は3区分となっています。それぞれの型式のクラスは年1回見直されているため、その結果によっては保険料が前年よりも高くなる可能性もあります。

その他

自動車保険料の決定にかかわる要素は、他にもあります。例えば、車の使用目的や走行距離などです。契約する保険会社によって、異なる基準が設けられている可能性もあります。

 

また、運転者や車の特性が変化していなくても、保険会社が保険金の支払状況などを勘案して独自に保険料率を改定する可能性もゼロではありません。そのため、自動車保険については定期的な見直しも必要です。

20代における自動車保険の月額平均保険料が高い理由とは

20代の自動車保険の月額平均保険料は、 他の年代と比べると高めです。 ここでは、その理由について解説します。

1:事故率が高い

20代の自動車保険料が高い理由は、 初めて車に乗る人が多く、そのため事故率が高いからです。 運転を始めたばかりのうちは運転技術が未熟であり、他の年代よりも事故のリスクが高いと考えられています。

2:等級が低い

自動車保険は、基本的に6等級からスタートする決まりになっており、20代で初めて自動車保険に加入した時点では必然的に等級が低い状態です。無事故を維持してきた実績がなければ、保険料も高めになります。

20代の自動車保険料を安く抑えるコツとは

20代の方が自動車保険料を安く抑えるには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、コツを解説します。

同居の親族の等級を引き継ぐ

20代であっても、同居している親族が自動車保険に加入している場合、その等級を引き継いで保険料を抑えることが可能です。割引率が大きくなり、20代の人がそのまま 自動車保険に加入するよりも、保険料が安くなります。

 

例えば、親がもっている20等級を同居している20代の子どもに引き継ぐことが可能です。この場合、親があらためて自動車保険に加入すると6等級になりますが、運転者年令条件「35才以上」を適用すれば、保険料の割引を受けられます。親子が支払う保険料の総額で考えるとお得です。

補償の範囲を限定する

自動車保険料をなるべく安くするには、補償の範囲を限定する方法もあります。具体的には「運転者年令条件」や「運転者限定」などです。運転者の条件を限定すると、限定した内容に応じて保険料が安くなります。不要な補償を省けば、その分だけ保険料を抑えられるため、必要な補償の内容を細かく吟味しましょう。

車両保険の免責金額を見直す

車両保険の免責金額を高めに設定すれば、自動車保険料を抑えることができます。免責金額とは、事故が発生した際に支払う保険金を計算するときに損害額から差し引く金額で、その金額は自己負担となります。例えば、事故により50万円の修理費がかかる場合、免責金額がなければ保険金として50万円が支払われます。一方、10万円の免責金額を設定している場合、保険金として受け取れる金額は40万円です。

 

免責金額の設定方法は、状況に応じて免責金額が変わる増額方式と、免責金額が一律の定額方式があります。保険料を安く抑えるためには、定額方式がおすすめです。  

割引制度を利用する

自動車保険を提供している保険会社によって、それぞれ独自の割引制度が用意されています。割引制度をうまく活用すれば、保険料を安くすることができます。割引制度の種類や内容は保険会社によってさまざまです。例えば、インターネット割引、EV割引、複数所有新規割引などがあります。

 

各保険会社の割引制度を比較し、より高い割引が適用できるところを探しましょう。その際には補償内容もあわせて確認し、保険料を抑えて充実した補償を受けられるようにしてください。

一括払いで保険料を支払う

保険会社の自動車保険は、一般的に1年ごとの契約になっており、毎年の契約更改時に1年分の保険料を支払います。ただし、分割手数料がかかりますが、月払いなど分割払いにすることもできます。一括払いでは一度にまとまったお金が必要ですが、分割手数料がない分、支払総額は月払いよりも安くなります。

まとめ

自動車保険料は、年令や等級などに応じて決まります。 20代は運転の経験が浅く、他の年代よりも事故のリスクが高いため、 どの保険会社でも保険料が高めに設定されています。車の型式やその他の要素も保険料の算出に影響を与えるため自分の場合はどうなのか、よく確認することがとても大切です。

 

監修者 

 

西海FP事務所

西海重尚

CFP ® 認定者、 1 級ファイナンシャル・プランニング技能士、公的保険アドバイザー、DCプランナー、終活アドバイザー

 

生命保険会社および損害保険会社での 23 年間の実務経験と FP 系教育ツール制作会社での 7 年間の執筆・監修経験を持ち、保険業界に関する監修を得意としている。現在は保険・年金・相続に特化したファイナンシャル・プランナーとして活動中。  

 

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2024年11月承認 承認番号:GB24-300522

この記事を書いた人
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あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、個人及び法人向けに、テレマティクス自動車保険をはじめとした最新の保険や生活の安全にかかわる情報、企業のリスクマネジメントノウハウを提供しています。

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