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車の任意保険とは?補償内容やメリット・保険の選び方・自賠責保険との違いなどを解説

  • 自動車・安全運転

pixta_67475410_M任意保険とは、自賠責保険だけでは不安な場合に自らの判断で加入する保険です。この記事では、任意保険への加入を検討している人に向けて、任意保険の概要や自動車保険の種類などを解説します。補償内容、選び方、加入方法などについてもそれぞれ解説するため、ぜひ参考にしてください。

 

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任意保険とは任意で加入する自動車保険

自動車保険とは、交通事故を起こした場合に発生した損害を補償するための保険です。自動車の保険には種類があり、そのうち任意保険は自分の意思で加入する自動車保険です。加入は必須ではないため、自分の判断により加入するかどうかを決められます。「任意保険」と呼ばれている理由はそのためです。また、任意の自動車保険と呼ばれる場合もあります。

自動車保険は自賠責保険と任意保険の2種類

自動車保険には、自賠責保険と任意保険の 2 つがあります。それぞれの概要について解説します。

加入が義務付けられている「自賠責保険(強制保険)」

「自賠責保険(強制保険)」とは、自動車を保有する人が必ず加入する義務がある自動車保険です。なお、自動車だけでなく原付も対象となります。自賠責保険へ加入すると、最低限の対人賠償を確保できます。

 

死亡、傷害、後遺障害で支払われる保険金額の限度をまとめると、以下の通りです。

死亡:3,000万円
傷害:120万円
後遺障害:4,000万円

後遺障害の保険金額の限度は級によっても異なり、神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して常時介護が必要な場合に4,000万円が限度となります。

任意で加入する「任意保険」

任意保険は、自賠責保険では足りない補償をカバーするために任意で加入する保険です。例えば、対人賠償、事故の相手の車についての物的損害、自分自身のケガ、車の損害などをカバーするために役立ちます。詳細な内容については後述するため、あわせて参考にしてください。

任意保険と自賠責保険の違い一覧

任意保険と自賠責保険を比較すると、補償の範囲が大きく異なります。それぞれがカバーしている範囲をまとめると、以下の通りです。

 

自賠責保険  

任意保険

相手の死亡・ケガ

あり

あり

相手の車・物

なし

あり

自分の死亡・ケガ

なし

あり

自分の車・物

なし

あり

自賠責保険の補償の対象は、相手の死亡・ケガのみです。物的損害や自分自身の死亡・ケガについては補償されないため、それらをカバーするには任意保険に加入する必要があります。

任意保険の補償内容とは

任意保険では、どのような補償を受けられるのでしょうか。ここでは、任意保険の補償内容について解説します。

対人賠償保険

対人賠償保険とは、自動車による事故で相手の生命や身体に損害を与え、法律上の損害賠償金を負担する場合にそれを補償する保険です。自賠責保険でも相手の死亡やケガについて補償がありますが、保険金額は一定の範囲に限られています。任意保険の対人賠償保険に加入して保険金額を無制限としておけば、自賠責保険でカバーできない高額な補償が必要になっても対応できます。

対物賠償保険

対物賠償保険とは、自動車による事故を起こして相手の財物に損害を与え、法律上の損害賠償金を負担する場合にそれを補償する保険です。事故により相手が所有している高価な財物が壊れた場合や、電車を運行不能にさせた場合などは、高額な補償が求められる可能性があります。そのような場合に備えるには、対物賠償保険で保険金額を無制限に設定しておくと安心です。

人身傷害保険

人身傷害保険とは、自動車による事故で被保険者である運転者や、同乗者の生命や身体への損害を補償できる保険です。自分たちに発生した損害をカバーするために必要となります。なかには、歩行中や自転車の乗車中など、自動車の運転時以外の事故に対応する特約付きの保険も販売されています。

車両保険

車両保険とは、自動車の衝突や接触などの事故によって発生した、被保険者の車の損害を補償する保険です。 自転車や歩行者との衝突による損害や、自然災害による損害などにも対応できる場合があります。

任意保険の等級別割引・割増制度とは

任意保険の等級別割引・割増制度とは、事故を起こしていない人の保険料が安くなる制度です。契約台数が 9 台以下であるノンフリート契約のみに設定されます。任意保険の等級は、最大で 20 等級まであります。

 

初めて任意保険に加入した場合は 6 等級(S)となり、それから 1 年間事故を起こさなければ 7 等級(F)に上がる仕組みです。等級が上がれば、その分だけ保険料が割引になります。また、事故を起こすと等級が下がり、保険料も高くなります。

任意保険に加入するメリット

任意保険に加入した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的なメリットについて解説します。

高額補償に備えられる

人身事故を起こせば、損害賠償額が高額になる傾向があります。その場合、自賠責保険の限度額では足りない可能性もあります。また、そもそも自賠責保険の補償の対象外となるケースも珍しくありません。任意保険に加入していれば、当該状況でも補償を受けられ、自身の負担を軽減できます。

自分のニーズにあわせた補償内容や特約(オプション)を選択できる

任意保険はさまざまな種類があり、補償内容もそれぞれで異なります。そのため、自分の希望や状況に応じて必要な補償を受けることが可能です。また、任意保険の種類によって、セットできる特約(オプション)も幅広く用意されています。希望にあわせて必要な補償を追加できるため、安心感が高まるでしょう。

自分にあった任意保険を選ぶポイント

自分にあう任意保険を選ぶには、さまざまなポイントがあります。以下で詳しく解説します。

補償内容で選ぶ

任意保険の種類によって補償内容は異なるうえ、人によっても受けたい補償は違いがあります。そのため、加入する任意保険を選ぶ際は、補償内容をよく確認しましょう。自分にどのような補償が必要なのかわからないなら、保険会社のスタッフに相談すると適切なアドバイスを受けられます。

保険料で選ぶ

選ぶ任意保険によって保険料も異なります。補償内容が充実しているに越したことはないものの、月々の支払いが自分にとって高すぎると感じれば継続するのは難しいでしょう。任意保険を選ぶ際は、保険料を無理なく支払い続けられるかどうか、シミュレーションすることが重要です。

独自のサービスで選ぶ

任意保険によっては、独自のサービスを設定しているものもあります。例えば、初めて自動車保険に入る人に向けたシンプルな保険や、 ICT を活用して自分の運転情報を収集し、事故を防ぐ仕組みを取り入れた保険もあります。なかには、 24 時間単位で契約できるなど、ユニークなサービスを提供している保険もあるため、自分にあった保険を探してみましょう。

任意保険の加入方法は3つ

任意保険の加入方法は、主に 3 つです。以下でそれぞれ解説します。

1.保険会社で任意保険に加入する

任意保険に加入するには、保険の総合代理店で相談する方法があります。窓口には保険のプロがいるため、自分自身の希望や状況を伝えると詳しい相談が可能です。任意保険の種類が多くてどれを選べばよいか分からないという人も、自分にあった保険を選びやすいでしょう。

2.インターネットや電話経由で任意保険に加入する

インターネットや電話で連絡し、自動車保険に加入する方法もあります。基本的には、保険の選定や手続きをすべて自分で行う必要があるため、加入する保険を自分で決められる人におすすめです。一方で、車の利用状況やライフスタイルについて相談しつつ、保険のアドバイスを受けたい人には向いていません。

3.カーディーラー・自動車販売店で任意保険に加入する

カーディーラー・自動車販売店のなかには、保険会社の代理店として任意保険を扱っているところもあります。保険金の請求や、車の購入・修理などの手続きをまとめて依頼できるため便利です。ただし、カーディーラー・自動車販売店が扱っている任意保険の種類は限られている場合が多く、そのなかから加入する保険を選ばなければなりません。

まとめ

自動車事故が起きると高額な補償が必要になるケースも多く、自賠責保険だけでは足りない場合も珍しくありません。自動車の任意保険に加入すれば、自賠責保険ではカバーしきれない部分を補償できます。安心して自動車を利用するためにも、任意保険への加入を検討しましょう。

 

 

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2024年11月承認 承認番号:GB24-300522

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