ミニバンの維持費はいくらくらい?内訳や相場、節約のポイントを紹介! 自動車・安全運転 2025.04.30 室内空間が広く、抜群の収納力を誇るミニバン。車内でのオムツ替えを楽に行うことができたり、チャイルドシートを付けても圧迫感がなかったりするため、家族に大変人気の車種です。しかし、ミニバンは維持費がかかるという意見もあり、購入を迷っている人も少なくないのではないでしょうか。当記事では、そんな疑問を解消するべくミニバンの維持費や内訳、節約のポイントについてご紹介します。※記事中に記載されている金額は、すべて2024年3月時点の情報です パンフレットを見る > 目次 【維持費にも関係】ミニバンのクラス分けと代表的な車種 SSクラス Sクラス Mクラス Lクラス LLクラス ミニバンの維持費の内訳 ミニバンの維持費①税金 ミニバンの維持費②保険料 ミニバンの維持費③燃料費 ミニバンの維持費④整備費 ミニバンの年間維持費っていくら? 他の車に比べて安いの? ミニバンの年間維持費は他の車に比べて安いのか、高いのか? ミニバンの維持費を抑えるためのポイント 燃費のいい車種を選ぶ エコカー減税やグリーン化特例の対象車を選ぶ 日々の運転やメンテナンスを見直す 任意保険を見直す まとめ 【維持費にも関係】ミニバンのクラス分けと代表的な車種 ミニバンとは、明確な定義や技術的な規格はないものの、一般的にはワンボックスタイプの3列シート車を指します。ミニバンの乗車人数は6人~8人程度で、天井が高く床は低く設計されているのが特徴です。そんなミニバンは、排気量や車の大きさによってSSクラス〜LLクラスまでのクラス分けがなされています。まずは、各クラスの詳細と代表的な車種をご紹介します。 SSクラス 「SSクラス」は、排気量が1500㏄で全長4200mmの一番小さいクラスです。代表的な車種には、トヨタの「フリード」や「シエンタ」などがあります。 Sクラス 「Sクラス」は、排気量が1500~2000㏄で全長4600mmのクラスです。代表的な車種には、トヨタの「プリウスα」などがあります。 Mクラス 「Mクラス」は、排気量が1500~2000㏄で全長4685mmのクラスです。代表的な車種には、日産の「セレナ」などがあります。 Lクラス 「Lクラス」は、排気量が2000cc以上で全長が4800mmのクラスです。代表的な車種には、トヨタの「エスティマ」などがあります。 LLクラス 「LLクラス」は、排気量が2500もしくは3000㏄で、全長4900mmの一番大きいクラスです。代表的な車種には、トヨタの「アルファード」などがあります。 ミニバンの維持費の内訳 ミニバンの維持費は、さまざまな費用で構成されています。ここでは、ミニバンの維持費の内訳についてご紹介します。 ミニバンの維持費①税金 維持費にかかる税金は、主に「自動車税」と「自動車重量税」に分けられます。自動車税は、1年に1回車の排気量によって課税される地方税です。例えば、ミニバンのSSクラスは排気量1500ccなので年間30,500円の自動車税がかかる計算です。一方で、自動車重量税は排気量に関係なく、車の重量0.5tごとに税額が増えていく仕組みです。 ミニバンの維持費②保険料 万が一の事故の際に補償を受けられるのが「自動車保険」です。なかでも、法律で加入が義務付けられているものは「自賠責保険」と言います。保険料は車検時にまとめて支払いますが、軽自動車と普通車では金額が異なり、ミニバンは2年で26,000円程度です。 そして自分の意志で加入するかどうかを決められるものを「任意保険」と言います。任意保険は、保険会社や運転者の年齢、車のグレードなどによって保険料が大きく異なります。一般的に年齢が若く、車のグレードが高いほど、保険料は高くなります。 ミニバンの維持費③燃料費 燃料費は同じミニバンであっても、車に乗る頻度や走行距離によっても違いがあります。ミニバンはコンパクトカーや軽自動車と比較すると重量が重く、排気量も多いので、どうしても燃費が悪くなってしまいがちです。そのため、ガソリン代がかさんでしまう側面は否定できません。 ただし、ミニバンでも燃費の良いハイブリッド車を選ぶことでガソリン代を抑えることが可能です。 ミニバンの維持費④整備費 軽自動車や一般的な普通自動車の車検有効期限は、新車登録から初回は3年、それ以降は2年です。ミニバンの車検費用は、車検の依頼先によって多少違いはあるものの、平均80,000~110,000円となっています。 そのほかにも、メンテナンス費用として法定点検が1年ごとに1回10,000〜20,000円かかります。また、オイルエレメントやバッテリー、ブレーキパッド、タイヤなども劣化・消耗するので必要に応じて交換しなければなりません。 さらに、ウォッシャー液の補充やワイパーのゴム交換、ラジエーター液の交換など、細かい部分のメンテナンスも必要です。部品の交換は数年に1回のものもあり、年間でかかる費用を換算すると10,000〜20,000円ほどになるでしょう。 ミニバンの年間維持費っていくら? 他の車に比べて安いの? ミニバンの維持費は、車種や走り方によって異なるものの、Lクラスで年間40万円~50万円程度と言われています。その内訳は、以下の通りです。 項目 費用 自動車税 50,000円 自動車重量税 10,000~30,000円 自賠責保険(強制保険) 26,000円 任意保険 80,000〜150,000円 燃料費 8,673〜11,258円(月) 車検費 80,000〜110,000円 メンテナンス費 10,000〜40,000円 ミニバンの年間維持費は他の車に比べて安いのか、高いのか? ミニバンは重量が重く排気量も大きいため、コンパクトカーや軽自動車などの軽量級で排気量の少ない車種と比べると、どうしても税金は高額になります。さらに大きくて重い車体を動かすには相当なエネルギーが必要となることから、燃費も決して良いとは言えず、燃料費もかさみがちです。 よって、維持費の面だけを見ると軽自動車に軍配が上がりますが、乗車定員が多く車内スペースも広いといったミニバンならではのメリットから、多くのパパママに選ばれています。 ミニバンの維持費を抑えるためのポイント ミニバンはそのほかの車に比べて維持費がかかるため、所有するなら節約方法を押さえておきたいものです。ここからは、ミニバンの維持費を抑えるためのポイントをご紹介します。 燃費のいい車種を選ぶ 最近はガソリン価格が高止まりしているので、燃費の良い車種を選ぶことは、維持費の節約において非常に重要なポイントです。車種によってエンジンの排気量は異なるので、購入前には必ずスペックを確認しましょう。 また、ミニバンのなかでもSSクラスやSクラスは比較的税金が安く、車体が軽いことにより燃費も良いためガソリン代を抑えられます。 エコカー減税やグリーン化特例の対象車を選ぶ 国土交通省が定めた環境性能基準をクリアした車を購入すると、「エコカー減税」や「グリーン化特例」などの税制上の優遇を受けることができます。これらの特例を利用することで、車を購入した年〜翌年の自動車税や軽自動車税が安くなります。 日々の運転やメンテナンスを見直す 急ブレーキや急ハンドルは、燃費を悪化させる要因のひとつです。事故を未然に防ぐためにも、日々の運転は安全を意識しましょう。 また、エンジンオイルの管理や空気圧の維持を適切に行うことで燃費が向上し、ガソリン代の節約を期待できます。安全面でも非常に重要となるため、日々のメンテナンスを怠らないようにしてください。 任意保険を見直す 任意保険は、ただ安い保険を選ぶのではなく、自分に合った保険を選ぶことがポイントです。補償範囲の重複や不要な特約を契約していないかを見直し、保険料の無駄を減らしましょう。 まとめ ミニバンは、子どものいるファミリーにとって、とても使いやすい車です。維持費がやや高い点には注意が必要ですが、今回紹介したポイントを押さえて車種選び・運転を行えば十分に節約が目指せます。 パンフレットを見る > この記事を書いた人 株式会社マムズラボ 株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。 よく読まれている記事 中部地方のサービスエリア・パーキングエリアを満喫!子連れドライブ旅行のコツ 自動車・安全運転 2025.04.30 関東地方への家族旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選! 自動車・安全運転 2025.04.30 家族でのドライブをより安心・快適に!自動車保険の選び方と活用法をご紹介 自動車・安全運転 2025.04.30 東北地方への子連れ旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選 自動車・安全運転 2025.04.30