友だち家族との車でのお出かけで気を付けるべきこととは? 自動車・安全運転 2025.04.30 気心の知れた友だち家族と車でのお出かけを計画し、目的地や現地での過ごし方を考えているときは、子どもだけでなくパパ・ママもワクワクするものです。しかし、友だち家族とのお出かけには、注意しなくてはいけないこともあります。 この記事では、友だち家族との安全なお出かけのために知っておくべき注意点について、詳しくご紹介します。 パンフレットを見る > 目次 友だち家族と車でお出かけするときに守るべきこととは 同乗者は運転手の妨げになる行為はしない 全席シートベルトを着用する 運転手の体調が悪くなったらすぐに交代する 運転に慣れていない場合は友だちの同乗を断る 定員オーバーに気をつける 6歳未満の子連れでのお出かけにはチャイルドシートが必須! 友だち家族の車に乗るときもチャイルドシートの使用義務がある いつまでチャイルドシートが必要? チャイルドシートとジュニアシートの違いは? 友だち家族と車でお出かけする前には保険の加入内容を確認しよう 事故でのケガは対人賠償保険・人身傷害保険で補償される 友だち家族とのお出かけで楽しい思い出を作ろう 友だち家族と車でお出かけするときに守るべきこととは 友だち家族と車でお出かけするときには、以下の点を守ることが重要です。 同乗者は運転手の妨げになる行為はしない 全席シートベルトを着用する 運転手の体調が悪くなったらすぐに交代する 運転に慣れていない場合は友だちの同乗を断る 定員オーバーに気を付ける 友だち家族を乗せる側の運転手は、命を預かっていることを肝に銘じ、神経をとがらせてハンドルを握るようにしましょう。一方で、乗せてもらう側は、安全運転に協力しなくてはいけません。注意点について一つずつ解説しますので、しっかりと理解しておきましょう。 同乗者は運転手の妨げになる行為はしない 友だち家族とのお出かけでついテンションが上がってしまい、おしゃべりが止まらなくなったり気が大きくなったりする場合もあるでしょう。だからと言って、同乗者が大声で騒ぐ・運転手をあおる・スピードを出させるなどの行為は厳禁です。 同乗者がどのような行動をとっていても、万が一事故が起こった場合は運転手の責任となります。運転手は同乗者の意見に左右されず、安全運転のために正しい判断をしなくてはいけません。 全席シートベルトを着用する 2008(平成20)年6月から、ケガや病気・障がいなどやむを得ない理由がある場合を除いて、運転手・助手席・後部座席の全席でシートベルトの着用が義務付けられています。これは、一般道と高速道路に共通した義務ですが、後部座席のシートベルト非装着で違反点数がつくのは高速道路での走行中のみです。それにより、一般道を走る車の後部座席ではシートベルトの装着が不要であると、間違った認識が広まっているのです。 違反点数がつかなければ、シートベルトをしなくていいというわけではありません。走行中の安全確保のために、必ず全席シートベルトを着用しましょう。 運転手の体調が悪くなったらすぐに交代する 運転中に運転手の体調が悪くなった場合、すぐに車を止めて運転を交代してもらう必要があります。道路交通法第66条第1項で、運転手が過労や病気などで正常な運転ができないおそれがある(過労運転)場合、車の運転をしてはならないと定められているためです。 過労運転行為を行うと25点の違反点数がつき、一度の違反で2年間もの免許取り消し処分になってしまいます。さらに、刑事処分として3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されるのです。少しでも体調が悪いと感じたら、すぐに運転を交代しましょう。 運転に慣れていない場合は友だちの同乗を断る 普段高速道路をあまり運転しない人が高速道路を使って遠出するなど、慣れない道での運転には危険を伴います。楽しいお出かけだからと頑張ってしまう気持ちはわかりますが、慣れない運転中に万が一のことがあっても責任を取りきれない可能性があります。 運転に慣れていない・自信がないなどと思う場合は、友だち家族の同乗を断る勇気も必要です。 定員オーバーに気をつける 友だち家族を車に乗せる時には、定員オーバーに注意しなくてはいけません。車の乗車定員は、大人と子どもでカウント方法が異なり、12歳未満の子ども3人で大人2人分とカウントします。 5人乗りの車なら大人3人と12歳未満の子どもが3人、6人乗りの車であれば大人4人と12歳未満の子ども3人が乗車できます。物理的に乗れるかどうかではなく、車の定員に収まっているかを必ず確認しましょう。 6歳未満の子連れでのお出かけにはチャイルドシートが必須! 6歳未満の子どもを連れて車でお出かけする場合は、チャイルドシートの使用が義務づけられています。友だち家族の車に乗せてもらう時にも、チャイルドシートは必要なのでしょうか。 友だち家族の車に乗るときもチャイルドシートの使用義務がある 6歳未満の子どもに対するチャイルドシートの使用義務は、どの車に乗る時であっても変わりません。ただし、以下のような事由に該当すると、使用義務免除になる場合があります。 座席や車両の構造上チャイルドシートが固定できない 乗車定員分のチャイルドシートを用意できない 健康上の理由でチャイルドシートの着用が困難(病気・ケガなど) タクシーやバスに乗る チャイルドシートを使用していなければ使用義務違反として、違反点数1点が加算されます。友だちの車に乗るときは、携帯式チャイルドシートの使用がオススメです。 いつまでチャイルドシートが必要? 6歳以上になっても、身長が140cmになるまではチャイルドシートの使用が推奨されています。シートベルトが140cm以上での使用を想定して設計されているためです。 140cmは小学校4年生の平均身長ですが、チャイルドシートが必要かどうかは年齢よりも身長で判断することが重要です。チャイルドシートには乳児用・幼児用・学童用があり、身長や体重などの体格ごとで適したシートが異なります。 チャイルドシートとジュニアシートの違いは? ジュニアシートとは、学童用のチャイルドシートのことを指します。幼児用のチャイルドシートは、年齢は4歳前後、体重は18㎏ぐらいまでが目安とされています。ジュニアシートの具体的な使用推奨年齢や身長・体重などは製品ごとで少しずつ異なりますが、前述したチャイルドシートの数値の目安を超えたら買い替えを検討しましょう。 友だち家族と車でお出かけする前には保険の加入内容を確認しよう いかなるときも、交通事故のリスクをゼロにすることはできません。保険の加入内容によって、万が一の補償が大きく変わってくるため、出発前に加入内容を確認しておきましょう。具体的な確認ポイントをご紹介します。 事故でのケガは対人賠償保険・人身傷害保険で補償される 交通事故によるケガは、対人賠償保険もしくは人身傷害保険で補償されます。 この2つの保険は、補償対象が異なります。 対人賠償保険は、法律上の損害賠償責任を負った場合に、自賠責保険の保険金を超えた治療費や慰謝料などを補償するものです。これに対して人身傷害保険はご自身・ご家族・乗車中の方などが死傷した場合の補償となっています。 まずは、これらの保険に加入しているか確認しましょう。 友だち家族とのお出かけで楽しい思い出を作ろう 友だち家族とのお出かけを楽しむ時には、より一層の安全運転と、万が一の時にも安心できる自動車保険があると良いでしょう。ぜひたくさんの楽しい思い出を作ってください。 パンフレットを見る > 2024年11月承認 承認番号:GB24-300522 この記事を書いた人 株式会社マムズラボ 株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。 よく読まれている記事 中部地方のサービスエリア・パーキングエリアを満喫!子連れドライブ旅行のコツ 自動車・安全運転 2025.04.30 関東地方への家族旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選! 自動車・安全運転 2025.04.30 家族でのドライブをより安心・快適に!自動車保険の選び方と活用法をご紹介 自動車・安全運転 2025.04.30 東北地方への子連れ旅行にオススメのサービスエリア・パーキングエリア5選 自動車・安全運転 2025.04.30