保険料は、限定なしが最も高く、本人限定が最も安くなります。運転者を限定すると、限定された人が事故を起こした場合にのみ補償対象となり、限定範囲外の人が事故を起こしても補償を受けられません。たとえば、本人・配偶者限定の運転者限定特約をつけている車を、子どもや祖父母が運転して事故を起こしても、補償対象外となります。
また、運転者の年令で補償範囲を限定する「運転者年令条件」という特約もあります。運転経験が浅い若者ほど事故の発生リスクが高く、年令が上がるほどリスクが低くなることから、年令条件の区分における年令が高いほど保険料が安くなります。
運転者年令条件の主な区分は、35才以上補償・26才以上補償・21才以上補償・年令を問わず補償の4つです。家庭内の運転者のうち、最も若い年令に合わせて契約します。
運転者限定特約と運転者年令条件は、同時に契約するケースが多く、条件に合えば保険料を安く抑えることができます。家族構成や運転頻度などと照らし合わせて、適切な組み合わせを選びましょう。