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縦列駐車の手順とステップごとの失敗しないコツ・縦列駐車を成功させる注意点なども解説

  • 自動車・安全運転

pixta_95384044_M運転の初心者のなかには、縦列駐車をおそれている人も少なくありません。しかし、ポイントを押さえれば、縦列駐車をスムーズに行えるようになります。この記事では、縦列駐車を成功させる手順やコツについて解説します。運転初心者が縦列駐車を恐れる理由や注意点などもまとめているため、ぜひ参考にしてください。

 

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縦列駐車を成功させる4つのステップ

縦列駐車を成功させるには、以下の 4 つのステップを着実に行う必要があります。

1.前方にある車の右横に車体を並べる
2.ハンドルを左いっぱいに回してバックする
3.タイヤをまっすぐに戻してバックする
4.ハンドルを右いっぱいに回してバックする

以下では、それぞれのステップの詳細について解説します。

1.前方にある車の右横に車体を並べる

ハザードランプを点灯させて周囲に駐車の意思を示したうえで、車を動かし始めましょう。前方にある車との間隔を 50 100cm 程度に保ち、自分の車を平行に停めます。なお、前方にある車が自分の車と同じくらいのサイズであれば、比較的スムーズな駐車が可能です。ここでは、 B ピラーの位置が重要なポイントになるため、以下で詳しく解説します。

【ポイント】Bピラーの位置をあわせる

B ピラーとは、車の屋根を支えている中央のパーツのことです。ちょうど車の真ん中にあり、前の席のドアと後ろの席のドアの間に挟まれています。ちなみに、車の屋根を支えている前方のパーツは A ピラー、後方のパーツは C ピラーと呼ばれています。

 

縦列駐車のために前方の車の右横に車体を並べる際は、 B ピラーの位置を合わせて停止させましょう。少し前の位置で車を一旦停めたうえで、ゆっくりとバックしながら位置を調整するとスムーズです。

2.ハンドルを左いっぱいに回してバックする

前方にある車の右横に車体を並べた状態でハンドルを左いっぱいに回すと、自分の車の前方が右車線側に出ます。そのため、前方から来る車が途切れるタイミングまで待ちましょう。車が来ないことを確認できたら、ハンドルを左いっぱいに回した状態でバックしてください。

【ポイント】バックを止めるタイミング

ハンドルを左いっぱいに回してバックする際、停車するタイミングは右のサイドミラーに後ろの車が完全に収まったときです。駐車の枠がある場所では、自分の車の右側の延長線が枠の左後方の角に達したときが目安となります。実際にハンドルを操作しながら、感覚をつかむことが大切です。

3.タイヤをまっすぐに戻してバックする

車が止まっている状態でハンドルを戻し始め、タイヤをまっすぐにしましょう。最初にハンドルをどれだけ回したか覚えていれば、同じ分を戻すと自然にハンドルが元に戻り、タイヤもまっすぐな状態になります。縦列駐車においては、次の動作を意識し、影響を考慮しながらハンドルを操作する必要があります。

【ポイント】ハンドルを戻すタイミング

タイヤをまっすぐな状態にするためにハンドルを戻すタイミングは、自分の車の左前方が前の車の後端を通過するときです。運転の初心者にとっては確認しづらいため、車から降りて目視でチェックするとよりわかりやすくなります。実際に目で見てよく確認していると、だんだんタイミングがつかめてくるでしょう。

4.ハンドルを右いっぱいに回してバックする

車が止まっている状態でハンドルを右いっぱいに回し、バックしましょう。ハンドルを右に回すタイミングが遅れた場合、道路の縁石に車があたる可能性があるため、注意が必要です。不安なら、特にゆっくりバックしてタイミングを見計らいましょう。

 

なお、ハンドルを切るタイミングが早すぎると車が車道にはみ出るおそれがあります。何度も実践していると感覚をつかめてくるため、繰り返し練習することが大切です。

【ポイント】周囲の確認方法

バックモニターがついている車の場合、モニターを確認して後ろの車との距離を確認すると安心です。モニターがない車なら、車から降りて目視で確認するとよいでしょう。最初は運転席から正確な距離感をつかみにくいため、少し面倒でも車から降りて実際に確認した方が接触のリスクを抑えられます。

運転初心者が縦列駐車をおそれる理由

運転初心者は縦列駐車を敬遠しがちです。ここでは、運転初心者が縦列駐車をおそれる理由を解説します。

気を配る対象が多いため

縦列駐車をする際は、気を配る対象が多いです。具体的に挙げると、以下の対象のすべてに配慮しなければなりません。

前方にある車
後方にある車
近くを走行する車
近くを歩く歩行者

駐車する場合、周囲の車や人の動きはランダムで予想しきれません。そのため、運転初心者は「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」を意識しましょう。万が一の事態も想定する意識があれば、大きなトラブルの回避につながります。

2つの操作を使い分けないといけないため

縦列駐車が難しい理由として、 2 つの操作の使い分けがあります。ここでいう 2 つの操作とは、バック操作とハンドル操作のことです。運転初心者や駐車が苦手な人は、駐車に必要なハンドル操作を自動化できる車を利用する方法もおすすめです。ハンドル操作に労力を割かなくて済むため、周囲の様子をよく確認しながら駐車しやすくなります。

縦列駐車における注意点

縦列駐車する際は気をつけたいことが複数あります。ここでは、具体的な注意点について解説します。

外輪差を意識する

縦列駐車では外輪差が影響するため、注意しましょう。外輪差とは、タイヤの前輪と後輪の軌道にズレが出ることです。バックする際、前輪は後輪が通るラインよりも外側を通ります。縦列駐車においては、自分の車の左前方が前車の後方に接触するおそれがあるため、意識してバックしましょう。

駐車枠から出るときも注意する

駐車枠から出る際に、前の車に自分の車があたる可能性もあるため注意が必要です。運転席から前の車のバンパー全体が見えていると、駐車枠から出る際に接触するリスクを軽減できます。もし前の車のバンパー全体が見えないなら、バックして間隔を空けてから出ましょう。

 

また、駐車するときと同じく、周囲の車に配慮したり、急に飛び出して来る人や動物にも注意が必要です。

サイドミラーを調節しておく

サイドミラーをうまく活用すると、左右後方の安全をよく確認できます。日頃からサイドミラーの位置や角度を調節しておき、いつでも左右後方の状況をチェックできるようにしておきましょう。特に、駐車スペースの一番奥の角や前に停まっている車のバンパーの角は、それぞれしっかりと見えるように調整することが重要です。

縦列駐車が苦手な人がやりがちなこと

縦列駐車が苦手な人は、特定の動作をよくしています。ここでは、縦列駐車が苦手な人がやりがちなことについて解説します。

ハンドル操作とバック操作を同時にやっている

縦列駐車に慣れていない人は、ハンドル操作とバック操作を同時に行っています。ハンドル操作とバック操作は、別々に行ったほうがスムーズです。また、あらかじめ目安の位置を決めておくと落ち着いて操作でき、混乱せずに縦列駐車を成功させられるでしょう。

 

ハンドルを切る方向がわからなくなり慌てる

ハンドルがどのようになっているか判断できなくなり、慌ててしまうケースもあります。特にバックする際は前進しているときとハンドルの動きが逆になるため、判断を誤りやすいでしょう。一度で駐車しようとせず、安全を重視してゆっくり操作することが大切です。

まとめ

縦列駐車をスムーズに行うには、今回解説した 4 つのステップを着実に行う必要があります。縦列駐車はバック操作とハンドル操作を同時に行うため、難易度が高いと感じる人も少なくありません。しかし、慣れてくると、タイミングやコツをつかめるでしょう。

 

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