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車のジュニアシートはいつまで必要?条件や使用上の注意点とは

  • 自動車・安全運転

pixta_68982751_M子どもがある程度大きくなり、チャイルドシートのサイズが体格に合わなくなってくると、ジュニアシートの使用を検討する時期に入ります。ジュニアシートは、チャイルドシート同様ドライブ中の子どもの安全を守る重要なアイテムです。しかし、チャイルドシートとの違いや使用時期など、ジュニアシートについて良くわからないと思う方もいるでしょう。

 

この記事では、ジュニアシートとチャイルドシートの違いや、ジュニアシートをいつまで使ったら良いのかなどについて解説します。

 

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ジュニアシートとチャイルドシートの違いとは?

ジュニアシートとチャイルドシートの違いを理解していない人は、案外多いものです。ここでは、国土交通省が定義している内容から、双方の違いを見ていきましょう。

ジュニアシートはチャイルドシートの種類のひとつ

ジュニアシートは、チャイルドシートのうち学童用シートを指す呼び名です。チャイルドシートは、乳児用(ベビーシートとも言う)・幼児用・学童用(ジュニアシート)にわかれており、身長が100cmを超えると幼児用から学童用に切り替える目安となります。

 

ジュニアシートの使用目的は、大人用シートベルトに背の高さが足りない分だけ座席を上げ、子どものお尻と腰ベルトの位置を合わせることです。こうすると、大人用シートベルトが使えるようになります。

ジュニアシートを使用する目安とは

ジュニアシートを使用する目安は、以下の通りです。

身長 100cmから135cm以下
体重 15kg以上36kg以下
年齢 4歳から10歳くらい

6歳以上であっても、身長が135cmに満たない場合は、ジュニアシートを使うことで安全に着座できます。

ジュニアシートはいつまで使う?

6歳未満はチャイルドシートの使用が法律で義務化されていますが、6歳になったら使用しなくてもいいのか疑問に思う方もいるでしょう。法律上では問題ないものの、子どもの安全を守るためにジュニアシートを使用すべき期間は以下のように決められています。

身長が140cmを超えるまで使用した方が安心

子どもの身長が140cmを超えるまでは、ジュニアシートの使用が求められています。これは、車のシートベルトの設計が、身長140cm以上の大人を想定しているためです。

 

身長が140cmに満たない子どもがジュニアシートを使わないと、体を正しい位置に固定できず、事故発生時にシートベルトの肩ベルトが首を圧迫したり、腰ベルトがお腹に食い込んだりする可能性があります。また、子どもの頭の位置も大人より低く、ヘッドレストがない状態で衝撃を受けると頭部や頸部に大きなダメージを受けてしまいます。ジュニアシートを正しく使用すると、シートベルトが骨を支え、ヘッドレストが頭を支えることで、体全体で受けるダメージを軽減できるのです。

年齢だけでジュニアシートの使用を判断しない

ジュニアシートを使用する目安の中には年齢も含まれていますが、年齢だけでジュニアシート使用を判断してはいけません。年齢は該当するものの体格が合わない場合は、チャイルドシートの使用が求められます。

 

年齢ではなく、身長と体重を基準として、チャイルドシートからジュニアシートへ切り替えるタイミングを見極めましょう。

ジュニアシートのタイプとは

ジュニアシートのタイプは、大きく以下の3つに分かれています。

フルサイズハイバックタイプ
ハイバックタイプ
ブースターシート

ここからは、それぞれのタイプの特徴をご紹介します。

フルサイズハイバックタイプ

大きめのヘッドレストと側面の高いクッション性が特徴のジュニアシートです。他のタイプよりも重量がありますが、ハイバックタイプよりもサイドの出っ張りが大きくなっています。これによって子どもが窮屈と感じにくいうえ、子どもの頭や体をしっかりと包み込んでくれます。

 

ハーネスベルトを搭載していない商品もあるため、ホールド性を重視したいのであればハーネスベルトのチェックは必須です。ヘッドレストやクッションを取り外し、成長に合わせてブースターシートとして使用できるものもあるため、どのくらいの期間使いたいのかも考えながら選ぶと良いでしょう。

ハイバックタイプ

体を包み込むように、背もたれでサポートするタイプのジュニアシートです。立体的な形状をしたシートで、側面から受ける衝撃からも子どもを守ってくれます。

 

1歳頃から11歳頃まで長期間にわたって使用できるチャイルド&ジュニアシートタイプに採用されているのも、このハイバックタイプです。買い替えせずに長期間同じシートを使いたい方におすすめです。背もたれを外すと、ブースターシートとしても活用できるタイプも発売されているため、選択肢のひとつに加えると買い替えコストを抑えられるでしょう。

 

ハイバックタイプは高機能なモデルが多い分、価格も少し高めに設定されている傾向があります。

ブースターシート

背もたれやヘッドレストがなく、座面部分のみのシートであり、ブースタークッションとも呼ばれています。価格も安く、車内に置くだけで使用できます。ブースターシートは、子どもが座った時のポジションを10cmほど上げることで、シートベルト着用時の安全を守ります。

 

ジュニアシートを卒業する直前の体格まで成長し、ハイバックタイプやフルサイズハイバックタイプの使用が窮屈に感じる子どもの使用に適したタイプです。

ジュニアシートを選ぶポイントとは

安全なジュニアシートを選ぶためには、以下の3つのポイントを重視することをオススメします。

Eマークの表示や試験結果の評価があるか
メンテナンスがしやすい素材か
車に装着できる固定方式かを確認する

Eマークの表示や試験結果の評価があるか

Eマークとは、国(国土交通省)が定めた安全基準をクリアしたジュニアシートであると証明する認定マークです。2006101日以降に製造され、基準を満たした製品についています。Eマークには、以下の情報が記載されています。

チャイルドシートの種類
対象体重範囲
装置を認可した国の番号(日本は43)
装置番号

また、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が実施している、ジュニアシートの前面衝突試験や使用性評価試験の評価が高い製品を選ぶことも大切です。前面衝突試験の評価は優・良などのマークで表され、使用性評価試験の結果は合計点やグラフなどで表されます。安全性を高めるため、両方の試験結果が良い製品を選びましょう。

メンテナンスがしやすい素材か

子どもは車の中で食べ物や飲み物をこぼしたり汗をかいたりしがちなため、ジュニアシートの汚れは避けられません。長期間の使用でも劣化しにくい素材であるか・洗濯が可能であるかなど、メンテナンスのしやすさも選定ポイントのひとつです。

 

また、子どもの肌に触れる部分がメッシュ素材でできていると、通気性や肌触りが良く、蒸れる心配がなくなります。子どもが快適に使えるように、常に清潔な状態をキープしましょう。

車に装着できる固定方式かを確認する

フルサイズハイバックタイプやハイバックタイプの場合は、車への装着方法も確認する必要があります。ジュニアシートの中には、ISOFIX方式で装着するタイプがあり、これは車のシート部分の金具とジュニアシートのコネクターを連結して装着するものです。

 

2012年7月以降に発売された車には、後部座席へISOFIX方式の金具の取り付けが義務付けられています。車とジュニアシートの両方がISOFIX方式に対応していれば、コネクターを金具に差し込むだけでジュニアシートが固定できます。両方もしくはどちらかISOFIX方式に対応していない場合は、従来の3点シートベルト固定方式で正しく固定しましょう。

ジュニアシートを正しく使って安全ドライブを心がけよう

子どもとのドライブでは、いつも以上に安全運転を心がけるのはもちろんのこと、ジュニアシートを正しく使って子どもの安全を守らなくてはいけません。子どもの体格に合ったジュニアシートを選んで正しく装着し、万が一事故に遭っても被害を最小限に抑えられるようにしましょう。 

 

 

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この記事を書いた人
株式会社マムズラボ
株式会社マムズラボでは、さまざまなジャンルでライター・編集者の経験を持つクリエイターが、オウンドメディアにおける記事制作や取材ライティングなどを行っています。

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